主要3指数の終値はそろってマイナスでした。市場開始前に、住宅着工件数は減少、戸建住宅の着工と許可が低迷しているものの、市場予想よりは多かったこと、新規失業保険申請件数が歴史的低水準に近く雇用が逼迫している経済指標により下げ基調で始まりました。M(メーシーズ、大手百貨店)の決算が、売上や利益は減少したもののEPS(一株あたり純利益)が上昇したことから株価が△15.02%上昇するという流れもあって徐々に戻しました。しかしながら、セントルイス連銀総裁がFRBの高金利政策は最終到達点が最低でも5%から5.25%まで上げるべきで、利上げの速度よりも最終到達点が重要だと述べました。このところ市場は2023年の最高金利は4.5%~4.75%と予想していたことから、高金利政策が予想よりも続くと投資家が判断して株価が下がりました。META(旧フェイスブック)は、ユーザーアカウントを不正に使用したとして1年間に20人以上の従業員や請負業者を解雇あるいは懲戒処分にしたと明らかにしました。Facebookを使っている多くの個人情報は大丈夫なのでしょうか。仮想通貨業界はFTX破綻で揺れています。
原油先物は$81.88(▼4.33%)と下落、ゼロコロナ政策を進める中華人民共和国でコロナ感染者数が増えており、原油需要が減ると予想されています。10年債利回りは3.775%(△2.25%)、ドル円は円安方向に振れて現在は140円台前半(△0.47%)で推移しています。
中間選挙で、下院では共和党が過半数の議席を獲得しました。上院は民主党ですが、バイデン政権はこれから2年間は下院ではねじれとなることが確定しました。
自分のポートフォリオは全体で▼0.21%でした。VYM(高配当株ETF)とVTV(バリュー株ETF)、ICLN(クリーンエネルギーETF)がプラスになっていました。経済指標発表とともに先物が下落したので指値を入れておきましたがいずれも刺さらず、取引無しの一日でした。セントルイス連銀の発言を聞き、AGG(米国総合債券ETF)とTIP(物価連動債)の購入はやはり勇み足だったのかなと思います。VOO(S&P500追随ETF)とQQQ(NASDAQ追随ETF)が50-DMA(50日移動平均)がプラスになっていますが、200-DMA(200日移動平均)は依然としてマイナスです。200-DMAがプラスになればダマシ上げではなく底なのかと思いますが、なかなか到達しませんね。
今夜の注目は、中古住宅販売戸数の発表ですね。
それでは、今日も一日明るく元気に過ごしましょう。