昨夜は3指数そろってプラスとなりました。10月の中古住宅販売戸数が4.43Mと9月の4.71Mよりも下げ、金利上昇が響いて9カ月連続減少という結果でしたが、事前の市場予測4.38Mよりも多いという結果でした。また、ボストン連銀総裁が12月の利上げ幅は0.75%も選択肢の一つと発言するなど、現在コンセンサスが得られているのが0.5%なので緊張感に変わり、金利上昇の影響を受けやすいNASDAQの株価に響いています。
原油先物は$80.26(▼1.69%)と下落、10年債利回りは3.818%(△1.14%)に上昇、ドル円は140円台前半で円安方向に推移しています。
上記は、金融各社の最高金利予測と2023年末の金利予測です(Bloomberg社の記事から引用)。各社とも精緻に分析して推定していると思いますが、最高金利は4.75%から5.75%と1%も予想幅がありますし、2023年末の金利は3.25%から5.25%と2%も予想幅にばらつきがあります。いずれにしても、高金利は政策は来年も続くということでしょう。
上記マップは1週間の動きを示したものです。GOOGL(グーグル)、AAPL(アップル)、NKE(ナイキ)、WMT(ウォルマート)が堅調で、ヘルスケアセクターと銀行が芳しくないという状況でした。中国のコロナ蔓延により原油に余剰が出て原油先物が下がる場面もありましたが、エネルギーセクター株は堅調でした。
自分のポートフォリオは全体で△0.74%で、主要3指数を大きく超えた上昇となりました。主要3指数で最も伸びたDow30が△0.59%に対し、高配当株ETFのVYMが△0.74%、SPYDが△0.97%、バリュー株ETFのVTVが△0.87%、一般消費材ETFが△0.97%、さらにヘルスケアETFのVHTが△1.18%と伸びた結果となりました。10年債利回りが上昇すると債券ETFは冴えませんね。昨夜も上げ相場ですし債券の買増し予定はないので、取引は無しでした。
来週月曜日の夜の経済指標発表は、高い重要性のものがありません。
それでは、明るく元気に良い週末をお過ごしください。