11月の非農業部門雇用者数が127K(予想200K、前回239K)と高金利の影響を受けて大きく減少、一方で、第3四半期のGDPの前期比が2.9%増(予想2.7%、前回2.6%)と高金利の影響を予想よりも受けていない状況で、方向感に乏しい状況で推移していましたが、3:30からのパウエル議長が12月から金利の上昇幅を抑える可能性があると発言したことから、GAFAMをはじめとする大型ハイテク株を中心に大幅に買いが広がり、主要3指数は前日に比べて大幅高で終えました。ただし、パウエル議長は、高金利状態は継続する、早すぎる金利低下政策の失敗は歴史が物語っているなど、タカ派的発言もされていますので、留意しておきましょう。このほか、イーロンマスク氏がFRBは直ちに金利を引き下げる必要があるとツイート、中央銀行は耳を傾けるべきとアドバイスしたというニュースも入っています。
原油先物は$80.60(△3.07%)と再び$80の大台に、10年債利回りは3.703%(▼1.2%)と低下しました。銀が△4.33%とNASDAQと並ぶ大幅上昇が目立ちます。ドル円は一時139.89円まで円安になりましたが、パウエル発言を受けて137.616円まで円高になりその後上昇、現在は138円台前半で推移しています。米国株は単純増加でしたが、ドル円のFXは上げ下げが激しいジェットコースター相場でした。
自分のポートフォリオは全体で△2.32%で、所持している全銘柄がプラスとなるだけでなく、VOO(S&P500追随ETF)とVTI(全米株ETF)、そして低迷していたSPYD(高配当ETF)が久しぶりに200日移動平均を超えてプラ転しました。50日移動平均と200日移動平均の微分係数がプラスで、現在値がそれを上に突き抜けると、教科書通りの予想では今後伸びることになるので、気分的にうれしいです。
今夜もコアPCE物価指数、失業保険申請件数、ISM製造業担当者景気指数の発表が注目です。
いよいよ12月、今年も最後の月です。師走という名前の通り、忙しさが増す月です。また、冬将軍の到来により、寒波や大雪など、寒さもひとしおです。体調を崩すことなく、今日も明るく元気に過ごしましょう。