先週発表された11月の雇用統計で労働市場が高金利政策にもかかわらず活況であることで3指数そろって下落からスタートしました。11月のISM非製造業指数が56.5(予想53.3、前回54.4)と予想に反して3カ月ぶりに上昇していたことからFRBが金融引締めの強化期間が長くなるとの懸念が広がり、株価は大きく下げました。Dow30は$34,000を割り込み、NASDAQは▼1.93%、S&P500は▼1.79%、ここには表示していませんが、中小企業の株価指標であるRussel2000は▼2.99%でした。中華人民共和国鴻海にあるアップル社のiPhone製造工場は、12月下旬から来年1月上旬にはフル稼働に回復する見込みであることがわかりました。PEP(ペプシコ)が本社で数百人の労働者(米国内雇用者数12.9万人、世界中の雇用者数で30.9万人)を解雇するようです。日本でも知られる大手飲料・スナックメーカーも厳しい経営をしていることがわかります。
ロシア産原油価格を$60に経済制裁を科してEUは原則輸入不可にしたものの、中華人民共和国とインドは参加しないことから効果は疑問視されています。原油先物は一旦は上昇したものの、ISM非製造業指数などが公表されて金融引締めをの強化で原油消費が落ち込むという予想が広がり、大きく下げて$77.34(▼3.30%)となりました。10年債利回りは3.599%(△2.65%)と大きく上昇、ドル円も円安に振れて136円台後半で推移しています。ドル円に関しては、来年には大きく円高に振れる予想がBoombergで報じられています。日銀の黒田総裁も交代することも円高要因としています。
自分のポートフォリオは全体で▼1.74%と大きく下げました。中小企業の株価下落が顕著だったことから、VTI(全米株ETF)の下げ(▼1.97%)がQQQ(NASDAQ追随ETF)の下げ(▼1.68%)よりも厳しい結果となりました。VOO(S&P500追随ETF)は先週ようやく200-DMA(200日移動平均)を超えたのですが、▼1.78%の下げにより再度下回ってしまいました。ドル円が前日比△1.8%で推移しているので、円建で評価するとあまり資産額に変化はなかったことになります。SPYD(高配当ETF)が下落率2%を超えたので少しだけ買増ししましたが、平均取得単価の下げは誤差範囲にとどまってしまいました。
今日から明日にかけての中程度と高い需要性がある経済指標の一覧です。
サッカーWCでは、日本がクロアチアに負けてしまい、8強を逃してしまいました。残念なことではありますが、気分を害することなく今日も一日明るく元気に過ごしましょう。