明日から明後日にかけて2日間開催されるFOMC(連邦準備制度理事会、FRBの定期会合)、そして今夜発表される消費者物価指数を前にして、株価が大きく上昇して終えました。特にDow30とS&P500は1%を超える結果となりました。バイオテクノロジー大手のAMGN(アムジェン)がHZNP(ホライゾン・セラピューティクス)を$278億(約3.8兆円)で買収することが明らかになり、その金額が高額であることからAMGNの株価は1%程度下がりました。TSLA(テスラ)が売られた(▼6.27%)のは、同社を好きな米国人の数が49%に減少したという世論調査の結果をメディアが報道したことが原因のようです。
原油先物は$73.42(△3.38%)と久しぶりに反発、10年債利回りは3.611%(△1.23%)と上昇、ドル円は円安方向に振れて137円台後半で推移しています。
自分のポートフォリオはトータルで△1.33%と上昇したものの、三指数に比べて抑えめでした。そこで、ETFを構成銘柄別に分解して、保有高順に並べてみるとこのようになります。
買収計画を発表して株価が下落したAMGNが第三位にあることがわかります。ETFの積立投資は原則ほったらかしでもいいのですけど、構成銘柄別に分解してみると少し深掘りすることができておもしろいです。
今日から明日にかけての経済指標発表で重要なのは、今夜22:30に公表される消費者物価指数だと思います。この結果がFOMCで大いに参考にされて議論されるでしょう。ちなみに、政策金利発表、FOMC声明、経済見通し、金利予測は15日(木)早朝4:00、パウエル議長の記者会見は4:30から予定されています。
今夜と明日夜は、今年最後の株価に大きな影響を及ぼす経済指標イベントが続きます。結果に一喜一憂することなく冷静に投資を続けましょう。株価が上がった時にはほとんどの人が笑顔になりますが、株価が下がった時でも笑顔で過ごせる方が勝者だと思います。