CPI(消費者物価指数)が緩和したことを受けてのFOMC会合、株価上昇に期待に胸を膨らませてジリジリと上がっていましたが、政策金利は0.5ポイントと予想通りであったものの、来年以降の最高金利の見通しは5%~5.5%、中央値は5.125%と市場の想定よりも厳しい金利の想定であったことから嫌気を誘い、下落してしまいました。FRBは次回の会合で0.4ポイントの上昇を議論するそうです。インフレの進行は鈍化したものの、あくまで目指すインフレ率は2%であり、7%はそれに比べて高い水準にありますので、今後もCPIや労働状況の動きとFOMCに株価が振り回される状況が続くのかもしれません。パウエル議長が記者会見で2023年末から2024年にかけては利下げに入る計画であると述べたことがハト派的発言であると評価され、株価は少し戻したものの、終値は3指数そろって下落でした。
原油先物は$77.64(△2.98%)、10年債利回りは3.503%(△0.06%)、ドル円は一時134.485まで円高に振れましたが今は戻して135円台前半で推移しています。
自分のポートフォリオは全体で▼0.35%と3指数ほど下落しないで済みました。ICLN(クリーンエネルギーETF)は終日プラスで推移して△1.14%と市場の動きに反して躍進しました。VDC(生活必需品ETF)、IBB(バイオテクノロジーETF)、VHT(ヘルスケアETF)が株式市場の動きに合わせた動きでしたが終値はプラスでした。AGG(アメリカ総合国債ETF)が上昇してきました。政策金利の上昇率が落ち着いてきそうなので、来年からは債券ETFの押し目買いをしてみようかと思っています。上の表にはあえて記載しておりませんが今年の11月10日、勇み足かもしれないと思って買ったAGGは△3.37%、TIP△1.63%と少ないながらもプラスで推移しています。2023年も株式投資の評価額上昇期待はガマンを強いられそうですが、S&P500の定期積立を継続しつつも、AGGやTIPへの押し目買いもいいかなと思っています。(※投資は自己責任でお願いします)
今夜の経済指標は、小売り売上関係と失業保険申請件数が注目です。いずれも市場開始前の公表となっています。
11月のCPIで株価がかなり大きく動きましたが、12月はCPIとFOMCによる株価は先月に比べて落ち着いた動きでした。私は11月のFOMCの発表と記者会見は早起きしてリアルタイムで情報を追いかけましたが、なぜか今回はそこまで動かないだろうと自分勝手な予想をして目覚ましをかけず、朝5時30分(毎朝の起床時間)までしっかり熟睡できました(笑)。ETFだけに絞った長期投資は気持ちに余裕ができるのがいいですね。関係ないと思いつつも12月14日は不成就日だったので、なんとなく株価の大きな上昇は見込めないのではないかと予想しておりました。
今日15日は寅の日、金運にとって吉日です。明るく元気に過ごしましょう。