FOMCが金融引締めを長期化するとした中で、11月の小売りの売上が予想よりも大きく減っていたこと、ニューヨーク連銀製造業景気指数も予想を大きく下回ったことから、リセッション(景気後退)が意識されて、株価が大きく下げました。失業保険の申請件数が予想よりも少なく、前回より減っていることも判明しました。
ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁が0.5ポイントの利上げを発表したことと、英国中央銀行も政策金利の0.5ポイントの引上げしたという、欧州の状況も米国市場に波及したようです。
イーロンマスク氏がここ数日間でTSLA(テスラ)株を2200万株売却していたことが判明しました。昨夜は若干反発したものの、ここ数日で大きく下落していたのは世論調査の結果ではないかとの報道もありましたが、本当の原因はここにあったような気がします。
原油先物は$76.14(▼1.48%)、10年債利回りは3.45%(▼1.51%)、ドル円は大きく円安方向に振れて現在は137円台後半で推移しています。金も▼1.74%、銀も▼3.53%と下げました。
自分のポートフォリオは▼1.95%で主要3指数よりも下落率がやや低かったのは不幸中の幸いです。しかしながら、13日のCPI発表前に下落もあるだろうと指値を入れて有効期間を今週中にしていたので、VYM(高配当株ETF)とSPYD(高配当ETF)が刺さっていました。来年に銀行株が50%上昇する予想もあり、銀行株を多く含む2つのETFの持株数を増やすことが出来ました。VHT(ヘルスケアETF)は指値ギリギリのところで刺さらなかったので、再び下落することがあれば買い増ししたいと思っております。
今夜は高い重要性がある経済指標の発表はありませんが、昨夜の下落基調が続くのか反発するかは気になるところですね。
過去の例では12月に株価が上昇する傾向があるのですが、今年はなかなかそうはいかない状況が続いています。こんなときは、将来に向けて安く買っておくチャンスなのだと思えば、笑顔をキープできるのではないでしょうか。とはいえ、こんな紅葉マップは今年最後にしてほしいと思うのも本音です。
それでは、今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。