中華人民共和国のゼロコロナ対策撤廃により、感染者数と死者数が大きく増加している状況に世界中が不安を持っている中、同国政府が来年1月に国境を開放すると発表したことから、世界経済への不安が投資家に嫌気を与えて株価は下落しました。死者数の発表は少ないものの葬儀場が混雑している報道もあることから、同国政府は弱毒性を強調しているものの信用度が低いと判断され、強毒性変異株が世界中に広がる懸念が払拭できていない状況です。これまで伝えられているように、同国による工場稼働が遅れることにより原油消費が少なくなること、自動車販売をはじめとする耐久財の消費が進まないこと、そして生産拠点を同国に持つアップルの株価が大きく低下(▼3.07%)しました。年末年始は取引量が少なくボラティリティが高いこともあいまって、3指数は1%を超える大きな下落につながってしまいました。
TSLA(テスラ)は7日間続いた暴落がようやく一服(△3.31%)しましたが、▼17%/週、▼42%/月、▼68%/月は同社の将来に期待していた投資家にとって衝撃的な数字です。イーロンマスク氏がTwitterに精力を傾けてTSLA社の経営をおろそかにしていることも投資家が株を投げ出した大きな要因であり、TSLAは居眠り運転している車と揶揄されています。
原油先物は中華人民共和国の消費が減ることで$78.66(▼1.09%)に下落してエネルギーセクターの株安を招きました。10年債利回りが3.887%(△0.70%)に上昇して株安と債券ETFの下落を招きました。ドル円は134円台で円安方向に推移しています。
自分のポートフォリオは全体で▼1.09%と冴えない日になりました。現物取引はいたしませんでしたが、S&P500の円建投資信託の定期積立日なので自動購入はいたしました。
今夜は失業保険申請件数と、原油在庫量が高い重要性の経済指標発表です。
今年の米国市場もあと2日です。今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。
※我が家では子供夫婦が孫を連れて帰省してくれまして、自分も笑顔がいつも以上に増えております。皆様もよいお正月を迎えられますよう願っております。