主要3指数が大きく反発しました。特にハイテク株が多いNASDAQの反発は△2.59%に達しました。失業保険申請件数が22.5万人と市場予想通りの数値に一致し、かつ前回21.6万人よりも増えたので、ようやく労働市場に対するFRB金融引締め効果が数字に表れた結果となりました。しかしなお歴史的に低水準にあります。また、株価が迷走しているTSLA(テスラ)は、イーロンマスクCEOが従業員に対して手紙を送り、彼らの努力に対する感謝だけでなく「株式市場の狂気にあまり悩まされるな」と述べ、「長期的にはテスラは世界で最も価値のある企業になるだろう」とも述べたそうです。TSLAの株価は大きく反発(△8.32%)し、TSLAの反発を待っていた投資家も年末にかけての下落に歯止めをかけるために、GAFAMや半導体関連を中心とした全米株の買いに動きました。
米国、イタリア、そして日本では、中華人民共和国から到着する航空便の乗客全員に陰性証明や回復証明、あるいは検査を義務付ける計画としました。イタリアは29日、中華人民共和国からの2便の乗客のほぼ半数がコロナ陽性だったことを明らかにし、さらに陽性反応が出た人の検査サンプルから検出されたのは全て既知のオミクロン株だったことを明らかにしました。これを受けて世界恐慌を恐れた投資家には安心感が広がったようです。私も安心した次第です。
ロシアがウクライナに再び大規模ミサイル攻撃、ベラルーシも自国領内に飛来したウクライナのミサイルを撃墜と、和平交渉はできる状況にありません。
原油在庫量が△0.718M(予想▼1.520M、前回▼5.894M)と増えたことから原油先物は$78.60(▼0.46%)と下がりましたがエネルギーセクターの株価をマイナスにするほどまで影響しませんでした。10年債利回りは3.853%(▼1.34%)に下がりました。為替では米国ドルの全面安(対ユーロ、対英ポンド、対日本円)となり、ドル円は132円台後半で円高方向に推移しています。
自分のポートフォリオは全体で△1.33%となりました。下落基調に歯止めがかかったことに好感していますが、必要なのは継続ですから明日から来年にどうつながるかに期待したいです。
今夜は今年最後の市場となりますが、上記の通り高い重要性の指標はありません。ですが、休暇中の投資家が多く取引量が少ないので、ボラティリティが高い(情報に過敏に株価が反応)ことには留意しておきたいですね。
今日は今年最後の金運日「巳の日」ですので、弁財天様にお詣りすると良いそうです。
それでは、今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。