昨夜は主要3指数がそろってプラスとなり、Nasdaqの上昇率は1%を超えました。週末のCPI(消費者物価指数)公表前で積極的な取引がない一日でした。パウエルFRB議長は、「インフレ率が高いときにインフレ率を下げるには、経済を減速させるために金利を上げるため、短期的には人気のない措置が必要になる可能性がある」と発言がありましたが、今までの発言からタカ派に振れたものではなかったことで、株価の下落はありませんでした。また、一部の民主党員や環境団体から、気候変動に対処するための銀行融資の決定を取り締まるよう中央銀行に圧力をかけていますが、この問題が米国内で明確な政治的コンセンサスを欠いているとしてFRBの役割ではないと避けました。
世界銀行が2023年の世界経済の成長予測を引き下げました。昨年6月には3%としていましたが、今回は1.7%、過去30年間で3番目に弱い世界掲示の成長ペースであるとしています。
欧州株が、インフレ鈍化の兆候、エネルギー価格の下落、中華人民共和国の経済回復をめぐる楽観的な見方に後押しされ、活気を取り戻しています。ウクライナへのロシアによる侵略戦争、エネルギー危機の可能性、記録的な高インフレに対する不安に包まれたヨーロッパに関する経済的期待が劇的に変化したかをなぜか強調しています。これらの問題は完全には解消されていませんが、投資家は欧州への投資に戻ることに抵抗を感じてはいるようです。
原油先物は$75.23(△0.80%)、10年債利回りは3.621%(△2.96%)、ドル円は132円台前半でやや円安方向で推移しています。
自分のポートフォリオは△0.45%でした。債券ETFの割合を少し増やしたので、10年債利回りが上昇する日は債券ETFが足を引っ張るのは当然と受け止めています。今後もFRBの政策金利を見ながら、債券ETFを徐々に増やそうと思っています。でも、金利が下がるとなればVOO(S&P500)やVTI(全米株)あるいはQQQ(Nasdaq)も、それ以上に伸びる可能性があるので、あくまで軸足は株式で、よろけた時に役立つ杖として債券ETFというスタンスにしようと思っています。
今日から明日にかけての経済指標です。CPI消費者物価指数も表示されていますが、明日の夜なので注意して下さいね。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。