景気が悪い方向の経済指標(下記緑色文字)の相次ぐ発表により、FOMCの政策金利の上げ幅が下がる期待でプラスでスタートしましたが、景気後退への懸念がデータに強く表れていることと、これを受けても連邦銀行のトップ(セントルイス連銀のジェームス・ブラード総裁とクリーブランド連銀のロレッタ・メスター総裁)がそろって次回のFOMCでも政策金利5%上昇を支持するタカ派発言をしたことから、株価が下落方向に向かいました。結果として終値は3指数そろって1%を超えるマイナスとなりました。下表はInvesting.comが提供したデータを整理したものです。12月のPPI(生産者物価指数)は新型コロナのパンデミックが始まって以来の大幅な低下でした。インフレにより年末商戦が不振に終わり、小売売上高も1.1%と大きく減少していました。
原油先物は$79.19(▼1.23%)と下落、10年債利回りは3.375%(▼4.53%)と4カ月ぶりの低水準となりました。ドル円は円安方向に振れましたが現在は128円台後半で取引が続いています。FRBのパウエル議長が新型コロナ検査で陽性となったようですが、症状は軽いそうです。
自分のポートフォリオはトータルで▼1.6%でした。株価が下落したときには、AGG(米総合債券ETF)とTIP(物価連動債ETF)がブレーキをかけてくれるのは教科書通りの動きかと思います。
今日と明日の経済指標発表は上記の通りです。市場開始前に建築許可関連、住宅着工関連、失業保険関連、製造業景気指数という重要指数が発表される予定です。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。