主要3指数の終値だけに注目すると、Dow30がわずかに上昇して△0.03%、NASDAQは▼0.18%、S&P500は▼0.02%とわずかに下げた結果となりました。
米金融当局がインフレ指標の目安とする個人消費支出(PCE)価格指数は、昨年12月に約1年ぶりの小幅な伸びとなりました。米金融当局の利上げペース減速を裏打ちする格好となっていますが、FOMCが利上げ休止を議論するには十分ではないともされています。
MSFT(マイクロソフト )は昨日の決算発表後、アフターマーケットでは株価が上昇したものの、今後の売り上げ予想を精査すると投資家の期待を裏切る精彩を欠く決算内容であったこと、TXN(テキサス・インスツルメンツ)が2020年以来最悪の売り上げ減少を記録するなど、テクノロジー系の株の見通しを鈍らせ、市場全般に重くのしかかってしまいました。また、マイクロソフト社がOpenAI(人工知能研究所)のChatGPT(チャットGPT:さまざまな質問に答える能力を持つAI)に100億ドル(約1.3兆円)を投資することが明らかになり、この分野で競合するGOOGL(アルファベット/グーグル)、AMZN(アマゾン)、CRM(セールスフォース)に及ぶとされ、特にGOOGLの株価は比較的大きな下落となりました。また、アルファベットがカリフォルニアとニューヨークで約3,000人の解雇は、データサイエンテストからマッサージセラピストまで幅広い職の削減だったとも報じられています。
BA(ボーイング)はEPS(一株あたり利益)と売上ともに予想を下回り、高コスト体制が決算を悪化させていたようです。市場では利益が出ると期待されていました。
米国は主力戦車「M1エイブラムス」31両をウクライナに提供することを決定しました。先にドイツも主力戦車「レオパルト2」の供与を発表しており、ロシア軍の撃退を狙うウクライナに大きな戦力を注入することになります。ただし、バイデン大統領は戦車の供給には時間がかかると述べ、具体的なスケジュールには触れませんでした。
原油先物は$80.63(△0.62%)、10年債利回りは3.462%(▼0.20%)、ドル円は円高方向に動き、現在は129円台半ばで取引が続いています。
自分のポートフォリオは全体で△0.17%、しかも全銘柄がプラスとなり、主要3指数に比べて健闘していました。市場全体で株価変動幅が小さいからこそですが、こんなこともあるのですね。個別株投資をされている方はよくあることでしょうが、ETFだけの投資をしている私はあまり経験したことがない現象です。ちょっとだけうれしい気持ちになりました。
26日から27日にかけての経済指標は上記の通りです。GDPと失業保険関連は重要性が高いとされています。
巨大企業の決算発表が続きます。
今日も寒波襲来により厳しい天気が続きますが、明るく元気に笑顔を忘れずに過ごすようにいたしましょう。