主要3指数はそろって力強く上昇しました。第4四半期のGDP(国内総生産)の速報値が前期比△2.9%(予想△2.6%、前回3.2%)と予想以上、失業保険申請件数が18.6万件(予想20.5万件、前回19.2万件)と予想および前回よりも減っていたこと、12月のコア耐久財受注が前月比▼0.1%(予想▼0.2%、前回△0.1%)という良いニュースがありました。高い住宅金利で落ち込んでいる住宅関連市場は、建築許可件数が133.7万件(前回135.1万件)と低下したものの、新築住宅販売戸数は61.6万件(予想61.7万件、前回60.2万件)と市場予想を下回ったものの前回よりも増加していました。
TSLA (テスラ)は前日引け後に決算を発表、最新の四半期に予想を上回る利益を上げ、243億ドルの収益で37億ドルの純利益(△59%)を獲得したことを示すとともに、2023年は約 180 万台の車両を出荷(生産量△37%)すると発表、投資家の期待を集めて株価は△10.11%と暴騰しました。
一方でDow(ダウ、化学大手)が2000人削減、IBMが3900人削減、SAP(ドイツに本社を置くソフトウェア)が3000人規模の削減など、技術者の解雇が増えているのは気になるところです。
V(ビザ)、MA(マスターカード)はそろってEPS(1株あたり利益)を市場予想よりも増やした決算を発表、国外旅行による個人消費が増えた傾向があったようです。
LUV(サウスウェスト航空)は悪天候によるキャンセルが相次いだ結果、赤字に転落するという決算発表をしまして、株価は▼3.15%下落しました。
原油先物はGDPの予想以上の伸びを受けて$81.20(△1.31%)と大きく上昇、10年債利回りは3.493%(△0.90%)、ドル円は円安に振れて130円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは全体で△0.72%でした。2022年には強かったヘルスケアとバイオテクノロジーが力強さに欠けている印象です。
27日から28日にかけての経済発表は上記の通りです。コアPCE物価指数(食品とエネルギーを除いた家計調査を基にした個人消費支出)が公表されます。
27日から28日にかけての決算発表は上記の通りです。
高金利政策のもとで次々と発表される企業決算、予想以上に堅調な会社が多いことが投資家に好印象を与えていますが、来週も巨大企業の決算発表がありますし、何よりも1/31から2/1にかけてFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されますので、株価予想に予断を許さない状況が続きますね。
今日は太平洋側でも雪が降り、平地でも積雪のおそれがあるとの予報が出ています。JR西日本は28日(土)は始発電車から運転取り止めする可能性もあるとのこと、大雪に警戒しながらも笑顔を忘れず、明るく元気に過ごしましょう。