明日2/1(JSTでは2/2)のFOMC(連邦公開市場委員会)会合結果発表と大型株(XOM, PFEなど後述)の決算発表を控えて投資家が慎重になり、ハイテク系を中心として買いよりも売りが進んで3指数そろってマイナス、特にNASDAQは2%近くまで下落(▼1.96%)しました。
米金融当局は今週のFOMCで利上げペースの一段の減速に踏み切る方針の一方で、当局として引き締めキャンペーンを終了する用意があるとの誤った印象を与えるのは避けたい意向と考えられるようです。このため米金融政策の方向性を巡り、物価抑制を目指すパウエル議長ら当局者の意図と、ウォール街の投資家の思惑との相違があらためて浮き彫りとなりそうとの予想が出ています。
F(フォード)が電気SUVのマスタングマッハEの価格を引き下げ、TSLAの価格引き下げに続きまして、EV市場の価格競争が激化しそうです。F株は▼2.94%と下げました。JPM(JPモルガン)がTSLA株のアンダーウェイト格付けを発表、TSLA株は▼5.58%と下げました。GM(ゼネラルモーターズ)も自動車株全体の下落につられて▼4.37%と下げました。
JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)は、ベビーパウダーに使用されていたタルクの訴訟で、連邦控訴裁判所がJNJの戦略を却下したことで▼3.59%下げました。今後の道筋が見えません。
中華人民共和国の国有核兵器研究所で、1997年に米国の輸出禁止リストに掲載されたにもかかわらず、INTC(インテル)とNVDA(エヌビディア)のCPUとGPU(グラフィックボード)を購入し続けていることが明らかになりました。NVDAの株は▼5.91%と下げましたが、このニュースとの関連性はよくわかりません。
インドのアダニ財閥グループの不正発覚により、投資家による空売りで株と債券が暴落するという市場混乱に陥りました。インド株に投資している方は要注意です。
原油先物は$77.74(▼2.43%)と大きく下落、10年債利回りは3.551%(△0.94%)に上昇、ドル円は130円台で円安方向に推移しています。
自分のポートフォリオは保有しているすべてのETFが下がり、▼0.91%でした。FOMC前日なので指値を入れていましたが想定よりも下落率が低く、刺さっていませんでした。
1/31から2/1(JST)に発表される経済指標は以下の通りです。★★★は1月の消費者信頼感指数ですね。
1/31から2/1(JST)の決算発表は以下の通りです。大型企業の決算発表が多いです。
インド株の投資信託をしていた私にとって、アダニショックは心配で、これまでの含み益が吹っ飛んでしまうだけでなく含み損になるかもしません。新興国投資はリスクが高いという教訓があるので多額の投資ではなかったのが幸いです。投資信託なので即時決済することなく、今のところはインド市場の一日も早い復調を望みながら保持かなと思っています。