昨夜は3指数そろって下落しました。
AAPL(アップル)、GOOGL(アルファベット)、AMZN(アマゾン)の巨頭3社の決算が悪く、先物市場が沈んでいた中、1月の非農業部門雇用者数が51.7万人(予想18.5万人、前回26.0万人)と予想を大幅に超えていることが報告されました。さらに1月の、ISM非製造業指数が55.2(予想50.4、前回49.2)と大幅に改善していました。失業率は過去50年以上の期間で最低の3.4%という、大変良い経済ニュースです。しかしながら、これを受けてFRB(米連邦準備制度理事会)は、高インフレの一因とみられる予想外に好調な労働市場を減速させるために、少なくともあと2回の利上げを必要とし、ベンチマーク金利を5%以上に引き上げる可能性が高いのではないか投資家が予想した結果、全体的に株価が下がりました。次回のFOMCでインフレ抑制のために政策金利の上げ幅が0.5ポイントになると市場は警戒しました。
AAPL(アップル)は、サプライチェーン問題でiPhoneの売上高が予想を下回るなど弱い決算内容でアフターマーケットと先物市場では売りが先行しましたが、投資家は同社の長期的な展望に注目し始め、サービス収入の急増など、希望の兆しを見出し始めて買いが入り、プラス(△2.47%)に転じました。
LLY(Eli Lilly and Company)は3/10に1.13ドルの配当を決定、事業の成長よりも株主への現金還元に重点を置いたことが評価されて△2.52%上昇した一因と考えらます。
中華人民共和国の偵察気球が北米上空に飛来し、カナダもこれを確認しました。ブリンケン国務長官は急遽中華人民共和国訪問を延期するなど、緊張感が走りましたが中華人民共和国は謝罪したようです。
原油先物は$73.16(▼3.58%)と大幅な下落、10年債利回りは3.532%(△4.00%)と大きく上昇しました。ドル円はFRBの利上げ長期化の思惑が再燃して長期金利上昇に伴うドル買いが進み、一気に円安に振れました。現在は131円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは全体で▼0.98%でした。やむなしですね。
2/6-7の経済指標発表は以下の通りです。
私事ですが、本日64回目の誕生日を無事に迎えることができました。昨年63歳で清水建設を退職し、遅ればせながらもFIREを達成して早くも1年経過とは、「光陰矢の如し」です。これからも米国株投資の勉強を積み重ねていきたいと思っておりますので、応援をよろしくお願いいたします。
それでは、皆様、良い週末を明るく元気に笑顔でお過ごしください。