昨夜は3指数そろってプラス、特にAI(人工知能)ベンチャーとの連携を公表したMSFT(マイクロソフト)とGOOG(グーグル)につられてNASDAQが大幅高(△1.90%)となりました。
FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は演説で、ディスインフレプロセスが始まったと繰り返したものの、インフレ率を目標の2%に戻すには、雇用の急増を受けて追加の利上げが必要になる可能性が高いと発言、これを受けて一時3指数はマイナスとなる場面もありました。
2022年の貿易収支は過去最大の9480億ドルの輸入超過。企業が需要に応えるためで、この数値は過去最大だそうです。私は日本の貿易収支で輸入が輸出を上回った時に使われる「赤字」という言葉は実情に即していないと思いますので、あえて使わないようにしています。
MSFTはOPEN AIのChat GPT(チャット型人工知能ツール)との連携を、検索ツールbingで検索ツールを変革し、ブラウザ Microsoft EdgeではAIと連携したものになると発表、株価は△4.62%と大きく上昇しました。GOOGもGoogle BardがAI市場に参入することで、株価は△4.88%。AIをハードウェア面で支えるGPU(グラフィックボード)で先進するNVDA(エヌビディア)も△5.33%。ZI(ZOOMは)スタッフの15%を解雇し、CEOは給与を削減という改革を発表して株価は△5.29%とそれぞれ高騰しました。
WSJ(ウォールストリートジャーナル)は、META,APPL,MSFTが長期トレンドラインを突破して、今後も上昇が持続することを示す心強い兆候が表れたという記事を出しました。私のような長期投資を目指している人にはうれしいニュースですね。
中華人民共和国が北米に飛んできた気球を撃墜した報道はご存じかと思いますが、2番目の気球が中南米で発見されたそうです。コロンビア、コスタリカ、ベネズエラの上空を何事もなく飛び、中国共産党は気球の所有権を主張しているそうです。
原油価格は、中華人民共和国の需要への期待と中東の供給問題で$77.31(△4.32%)と大きく上昇し、エネルギーセクター株が上昇しました。10年債利回りはパウエル議長発言を受けて3.674%(△1.1%)と上昇、ドル円は円高方向に動いて現在は131円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは△0.80%とゆっくり前進しました。
2月8日ー9日の経済指標発表は以下の通りです。
マイクロソフトが大型投資した「Chat GPT」は、自分も「OPEN AI」にユーザー登録して実際に日本語でいろいろ扱ってみて、新しい時代が来たなと思ったタイミングで、株価が大きく上昇したのは正直驚いてしまいました。