市場が始まる前にCPI(消費者物価指数)が発表され、インフレは引き続き上昇していて、FRB のさらなる利上げへの圧力が高まったため、売りが先行したスタートとなりました。ですが、いろいろな考え方が交錯して大きな値動きにはならず、Dow30は▼0.46%、NASDAQは△0.57%、S&P500は▼0.03%というまちまちの動きになりました。
予想を大幅に上回った雇用統計と底堅い個人消費の兆候と併せ、金融当局の積極的な政策にもかかわらず、景気が粘り強く物価上昇圧力が続いていることを浮き彫りにしているので、政策金利の最終到達点は、これまで考えられていたよりも高くなり、長期化する可能性があるという見方が広がりました。
KO(コカ・コーラ)は売上高が△7.0%と値上げによる増収になりましたが、純利益は▼15.9%となり、株価は▼1.52%となりました。TSLA(テスラ)のニューヨーク州バッファローの工場で従業員が労働組合結成に向けた運動を開始したという株価にとってはマイナスのニュースがありましたが、欧州市場で旅行関連株が上昇したこともあり、欧州での売上が高い同社の株価が上がったことが考えられます。バンクオブアメリカが、GPU(グラフィックボード)でシェアが高いNVDA(エヌビディア)がAI分野で有利な立場にあると述べたことで株価は△5.46%上昇しました。
共和党は前サウルカロライナ州知事のニッキー・ヘイリ氏が大統領選の共和党候補者指名を目指して出馬すると表明、先に出馬表明したトランプ元大統領の対立候補が生まれました。
中華人民共和国経済復活により原油消費量が多くなるのに備えてOPECが増産の意向を示したことにより原油先物は$79.09(▼1.31%)、10年債利回りはCPI報告を受けて3.761%(△1.18%)、ドル円は円安に振れて133円台になって取引が続いています。
自分のポートフォリオは▼0.26%でした。TIP(物価連動債)の分配金が2/13に出ていたのでSPYD(高配当ETF)に指値を入れていたのが昨夜刺さりました。CPI発表というイベントで株価が大きく振れそうな時は、上がれば素直に喜び、下がれば指値を入れて刺されば持ち株数が増えるという喜ぶの繰り返しです。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。小売りの売上関連と原油在庫量が高い重要性とされています。
テレビ東京で毎朝5:45に始まる経済ニュース「モーニングサテライト」をご覧になっている方もおられると思います。週前半のMCをされている相内優香アナウンサーがNHKニュースウォッチ9の青井実アナウンサーと極秘結婚していたことが文春オンラインで伝えられました。おめでとうございます。