昨夜の米国株式はインフレが治まっていない経済指標により、3指数そろって1%を超える下落となりました。ビットコインは上昇(△1.84%)して半年ぶりの高値を更新したことも話題になっています。前回はマイナス(▼0.2%)であった生産者物価指数は再びプラスに転じて△0.7%と市場予想の△0.4%よりも大きく、インフレの加速が示されました。高金利で建築許可件数は133.9万件、市場予想の136万件よりも減っていたものの前回の133.7万件よりも増えていました。失業保険申請件数は19.4万件で、前回の19.5万件よりも増える20.0万件を市場予想でしたが減っており、堅調な労働市場が示されました。また、フィラデルフィア連銀の製造業景気指数は▼24.3%と市場予想▼7.4%を大きく下回り、景気の悪化の懸念が大きく上昇しました。
FRBのセントルイス連銀のブラード総裁が3月のFOMCで0.5ポイント利上げを支持する可能性を排除しないと発言、クリーブランド連銀のメスター総裁も2月初めのFOMC0.5ポイント利上げにも説得力があったと発言、これらの発言で一度は上昇基調になった株価はさらに下落に向かいました。これからは、次回のFOMC(3/21-22)で利上げがこれまでの予想通りの0.25ポイントなのか、あるいは0.5ポイントに引き上げられるのか、ウォール街での探り合いになりそうですね。
TSLA(テスラ)は自動運転システムに一時停止の交差点で止まらない不具合があったとして、36万2千台を超えるリコールを発表、株価は▼5.26%となりました。CSCO(シスコシステムズ)は収益の急上昇を発表、△5.24%と株価は大きく上昇しました。Googleの最初の従業員でYouTube の CEO である Susan Wojcicki は、人気の動画共有プラットフォームの責任者としての地位を辞任します。54歳だそうですが、健康、家族、および個人的なプロジェクトに専念するために会社を離れるそうなので、今後の活躍を祈りたいです。それが原因とは思いませんが、GOOGLの株価は▼1.37%に下落しました。
原油先物は$78.04(▼0.70%)に下落、10年債利回りは3.843%(△0.89%)に上昇、ドル円は一度は134円台まで円安が進みましたが、現在は133円台後半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは▼1.09%でした。指値を入れていたレベルまで下がらなかったので、持株数を増やすことはできませんでしたが、まだ下落の可能性はありそうです。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。高い重要性とされるものはありませんので、株価については今日の流れが続くかもしれません。
厳しい市場が続きますが、株価が暴落しているとは思いません。
今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。