昨夜は主要3指数とも2%を超える大きな下落となりました。
1月の中古住宅販売は4.00M(予想4.10M、前回4.03M)と12か月連続下落しましたが、減少幅は前回よりも縮小しており、住宅市場の落ち込みも底が見えてきたという見方が広がりました。2月のPMI(購買者担当景気指数)の速報値が8カ月ぶりに50を超え、景気への見通しが改善しました。10年債利回りが上昇、来月のFRBの政策金利の上げ幅増加につながる経済指標となりました。
小売り最大手のWMT(ウォルマート)とHD(ホームデポ)の決算発表があり、WMTは増収増益で株価は△0.66%でした。一方のHDはEPS(1株あたり利益)は市場予想を上回りました売上は予想よりも低く株価は▼6.83%と大きく下げました。今後の通期の見通しについては経営者がともに慎重であると発言し、両社とも投資会の予想を下回りました。TSLA(テスラ)のセダン「モデル3」は相次ぐ値下げで新車全体の平均価格を$4,930(約66.5万円)も下回ってしまいました。SUV「モデルY」も値下げしています。このため、すでにテスラ車を購入しているユーザーにとってもヒエラルキーが損なわたという反感が上がっているようです。
ロシアがウクライナに侵攻して1年。バイデン大統領がウクライナのキーウを電撃訪問して今後も厚い支援を約束、「プーチン大統領がこの戦争に勝利することは断じてない」と述べました。一方でロシアのプーチン大統領は「ウクライナがロシアに勝つのはありえない」と講演し、さらに米国と交わした新戦略兵器削減条約(新START)の履行を停止すると表明しました。中華人民共和国の王毅氏が訪ロして、習近平主席が訪ロしてプーチン大統領との会談を設ける準備を進めており、この地政学的リスクを中華人民共和国が治める成果を目指しているようです。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、インフレ率を目標の2%へ戻す決意を政策当局者は維持しているとして、来月の会合で0.5ポイントの追加利上げを実施する意向をあらためて示しました。
原油先物は$76.05(▼0.38%)、10年債利回りは3.955%(△3.32%)、ドル円は円安方向となり現在は135円台を伺うような動きとなっています。
自分のポートフォリオは▼1.87%でしたが、下落率は主要3指数よりはマシでした。VYM(高配当株ETF)とSPYD(高配当ETF)が50-DMA(50日移動平均)を下回りました。ESGUとSPYDの2銘柄は▼2%を目論んだ指値が刺さり、持株数を増やしました。
今夜の経済指標は以下の通りです。FOMCの議事要旨は、内容によっては株価を大きく動かす可能性があるかもしれません。
2/22はNVDA(エヌビディア)の決算発表が予定されていますが、マーケット終了後のようです。
米国市場は連休明け早々、PMIの良いニュースが引き金になった昨年12月以来の悪い相場となってしまい、マップが真っ赤になったものの、将来のために持株数を増やすことができました。