主要3指数はそろって前日の終値と変わらずで取引を終えました。前日の大幅な下落を受けて買いと売りが交錯し、その後はゆっくりと反発して推移しましたが、FOMC(米国連邦公開市場委員会)の議事要旨が公表されてからは下落しました。
公開された1/31から2/1のFOMCの議事要旨によると、「継続的な引き上げ」を進める意向であるが、年内には終点に達する可能性があることが示されていました。議論はまた、ほとんどのメンバーが最新の政策決定時に提供された 0.25% のより小さな引き上げを支持しましたが、一部のグループは0.50%の引き上げ率を支持したようです。また、今後の金利政策の在り方について、多くの要人がタカ派的意見を述べています。WSJ(Wall Street Jarnal)でもこの弱気相場はまだ終わっていないという記事を出しています。
米国債の利回りは2022 年末よりも高くなりました。このあたりについてもWSJで詳しく述べられています。また、債券王と呼ばれるガントラック氏(DoubleLine Capital の創業者で CEO)が急激な経済減速に備えて「傘が必要」という講演もヤフーファイナンスで報じられています。債券投資で備えましょうということでしょう。
マイクロソフトはChatGPTを活用したBingをスマホに導入すると発表しました。PC版のユーザー数は100万人を超えたようですが、世界のインターネット検索の64%がスマホです。iPhoneの標準ブラウザSafaliの検索エンジンはGoogleであり、Google Pixelは言うまでもなくGoogle検索ですし、Google社はBirdというAI検索エンジンの導入テストをしていますので、マイクロソフトにとって道は険しいようです。取引終業後にNVIDIAが決算発表、EPSは0.88(予想0.81)、売上は6.05B(予想6.01B)と売上と利益ともに予想を上回っていました。終値は$207.54でしたが、アフターマーケットで現在の株価は$222.99(△7.43%)と高騰しています。
中華人民共和国外交官の王毅氏がプーチン大統領と会談できたようで、ロシアとの関係を称賛したそうです。
原油先物は$73.88(▼3.25%)、10年債利回りは3.923%(▼0.81%)、ドル円は134円台後半でしたが、FRB議事録公表後は円安が進み、135円に届きそうな状況で推移しています。
自分のポートフォリオは▼0.18%で、取引は無しのまま終わりました。
2/23経済指標発表は以下の通りです。高い重要性があるのはGDPと失業保険、ならびに原油在庫量です。
決算発表はBABA(アリババ)、MRNA(モデルナ)、ADSK(オートデスク)などが予定されています。
今日は天皇誕生日で祝日です。このところ、気温のボラティリティが高いので、お仕事の方もお休みの方も体調管理に気を付けて、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。