3指数は開始から引けまでそろって、単純増加関数のごとく大きく上昇しました。久しぶりの快感です。
ISM(米供給管理協会)非製造業購買担当者景気指数が55.1(予想54.5、前月55.2)と市場予想を上回り、景気が後退していないデータが公表されました。FRBは半期に一度の金融政策報告をWEBサイトで公表「FOMC(連邦公開市場委員会)はインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている」しました。さらに「十分に景気抑制的な金融政策スタンスを実現するため、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの継続した引き上げが適切になる」と当局者らは見込んでいると記されていました。パウエル議長は3/7に上院銀行住宅都市委員会、3/8に下院金融委員会でそれぞれ証言を行う予定です。
COST(コストコ)が前日引け後の決算において第4四半期の業績が期待外れであったために▼2.08%と下落しました。AMZN(アマゾン)はワシントン郊外の大規模な第2本社の建設を休止すると公表しました。META(メタプラットフォームズ)が△6.02%と大きく株価を伸ばしました。VR(バーチャルリアリティー)のヘッドセットの価格を引き下げたという報道はありますが、それが株価上昇につながった原因なのかは不明です。
EU圏のPPI(生産者物価指数)は前月比▼2.8%と予想以上に低下していましたが、エネルギー価格の下落が原因で他の品目はすべて値上がりしており、エネルギー価格を除くと△1.1%上昇で昨年5月以来の高い伸びでした。ロシアの石油・天然ガス部門からの2月の収入は5212億ルーブルで、ウクライナへの侵攻前である前年2月比で▼46.4%でした。
原油先物は$79.81(△2.11%)、10年債利回りは3.964%(▼2.68%)と4%台は続かずに低下、ドル全面安となりドル円は135円台後半まで円高になっています。
自分のポートフォリオは△1.34%でした。株価が全体に上昇したこともあり、VIX指数(恐怖指数)も18.49とずいぶんと下がっています。10年債利回りが低下したことで債券ETFも順調に伸びました。
週末なので、1週間のS&P500の株価マップを掲載します。木曜日と金曜日の連日の上げにより全体的にグリーンとなりました。CRM(セールスフォース:ソフトウェア)が△14.94%と躍進したほか、F(フォードモーター:自動車)△10.10%、AVGO(ブロードコム:半導体)△9.52%、ADBE(アドビシステムズ:ソフトウェア)△7.33%、META(メタプラットフォームズ:旧フェイスブック)△8.72%、BA(ボーイング:航空機)△8.56%、CAT(キャタピラー:建設重機)△8.10%、UNP(ユニオンパシフィック:鉄道)△7.91%などが大きく上昇しました。
3/6(月)の経済指標は以下の通りです。高い重要性のものはありません。
株価が続伸して週末を迎えることができました。米国株のボラティリティは日本株に比べてもともと高いと言われておりますけど、ゼロDTE(期間24時間未満という超短期の株式オプション取引)の普及がウォール街をかく乱しているというニュースがありました。株式市場は企業成長に期待する投資家だけでなく、投機筋がいろいろ仕掛けてきます。さらにAI(人工知能)を駆使した巨額投機も当たり前のようです。テンバガー予想株という餌につられて、カモがネギを背負って飛び込むようなことにならないよう注意したいものです。私は市場を冷静に見ながら長い目で少しずつ投資額を増やしていきたいと思います。
それでは、週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。