明日の雇用統計発表前ということもあり、株式の売却が激化して3指数そろって下落となりました。
新規失業保険申請者数が21.1万人(予想19.5万円、先週19.0万人)で、5か月ぶりの増加数でした。とはいえ、前週までは7週連続して20万件を下回っていたこともあり、労働市場の引き締まり基調はかわらないとみられています。失業者増はFRBによる金利政策を左右するものですが、一般的には景気後退を予感させるものです。
バイデン政権は年間所得が$40万(約5,440万円)を超える富裕層に対する増税や、トランプ前大統領の下で2017年に制定された法人税減税を一部廃止することなどにより、10年間で$3兆(約408兆円)の財政再建案を提示しましたが、共和党との戦いになることが予想され、先行きは不透明です。
SIVB(SVBファイナンシャルグループ)が$17.5億の株式売却を発表した後に株価が暴落(▼60.41%)しました。同銀行はカリフォルニア州サンタクララに本拠地を置き、シリコンバレー銀行の親会社であり、テクノロジー企業に焦点を置いた貸し手です。この暴落は銀行株全体の売りを加速するとともに市場全体の不安を誘い、下落を加速しました。主な銀行株の終値は、JPM(JPモルガン銀行)▼5.41%、BAC(バンクオブアメリカ)▼6.20%、WFC(ウェルズファーゴ銀行)▼6.14%、C(シティグループ)▼4.14%でした。
イーロンマスク氏がテキサス州オースティン郊外に、自身と従業員のユートピアを計画しているようです。関係は不明ですが、テスラ株は売られました(TSLA▼4.99%)。
原油先物は$75.57(▼1.42%)、10年債利回りは3.925%(▼1.28%)、ドル円は円高方向に動いて136円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは▼1.81%と反落しました。雇用統計前なので指値を控えていたので取引無しです。
今夜は日本時間20:30に2月の雇用統計発表があるほか、以下の経済指標発表が予定されています。
おさまらないインフレ、急激な金利上昇、懸念される景気後退。米国経済がおかしな動きに見える理由を知るには、相当な過去にさかのぼる必要があるというWSJ(ウォールストリートジャーナル)のレポートが出ています。心配な方は参考になるかもしれません。
春本番の陽気で、日中は初夏を思わせる気温になってきました。どんなに寒い冬であっても、終わりのない冬はありません。それでは、今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。