3指数そろって反発しました。Dow30は$3.2万を超え、ハイテク系のNASDAQは△2.48%と4日連続の続伸でした。
2月の建築許可件数は152.4万件(予想134万件、1月133.9万件)、住宅着工件数は145万件(予想131万件、1月132.1万件)と、住宅市場は予想以上に活気を戻していました。2つの地方銀行破綻の後、30年固定金利住宅ローンの金利が先週の6.73%から今週は6.6%に低下しています。それでも、日本の住宅ローン30年固定金利が1.28%(みずほ銀行の例)と比べるとかなり高いです。今週の失業保険申請件数は19.2万件(予想20.5万件、前週21.2万件)と、雇用状態は良く、労働市場は相変わらず逼迫しています。フィラデルフィア連銀による3月の製造業景気指数は▼23.2(予想▼15.6、前回▼24.3)と予想よりも悪かったものの前回よりも改善しています。公表された経済指標のサマリーは以下の通りです。
ファーストリパブリック銀行救済のため、JPモルガンチェースやシティグループなど11の銀行が救済活動に参加し、$300億(約4兆円)の預金をするとのことです。米国政府の素早い対応につづき、巨大銀行による救済などにより、マーケットは金融機関の連鎖破綻は一旦は避けられると見ているようです。他の地方銀行の株価もおおむね上昇しました。
ECB(欧州中央銀行)はCS(クレディスイス)を発端とする金融不安よりもインフレ退治を優先する判断を下し、金利を0.5%引き上げる決定をしました。CSはスイス中央銀行から救済措置を受ける動きをしています。この難しい判断を、来週のFRBはどのように評価するのかは、マーケットが気になるところです。
原油先物は$68.26(△0.96%)と反発、10年債利回りは3.585%(△2.66%)に上昇、ドル円はわずかに円安方向に推移し、現在は133円台後半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは△1.07%でした。金融不安が一旦は避けられそうな状況になり、ありがたいと思っています。
今日の経済指標発表は以下の通りです。高い重要度のものはありませんが、インフレ懸念と金融不安の中でのミシガン大学の消費者信頼感指数には注目が集まりそうです。
日経平均株価は下がる一方です。昨日、全国銀行協会の半沢会長が日本の金融機関への影響は現在のところはみられないと報告しましたが、一時27,000円割れする場面もあるなど下落基調が変わっていません。私は、米国政府と大銀行も躍起になって、リーマンショックの再来を防いだことはすばらしいと思います。すばらしいといえば、WBCで大谷選手の意表をつくセーフティバンドもよかったですね。準決勝進出おめでとうございます。
今日3/17は不成就日なので、新たに事を起こしたり、神仏にお願い事をしないのが好ましいとされています。ですが、神社仏閣へのお詣りを否定しているのではなく、感謝とお礼を神仏に報告するのは吉だそうです。それでは今日も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。