主要3指数は、終始前日比プラスで推移し、続伸しました。銀行に関する不安を取り除こうとする米国と欧州の取組みがマーケットに評価され、株価が上昇しました。ここには示していませんが、中小企業株の指標であるRusell2000は△1.88%と大きな反発となりました。
イエレン米財務長官は、今後中小規模の金融機関が経営難に陥った場合、政府は預金者保護のために預金保険の対象・対象外を問わず全額を保護する「預金額の全額保証」を繰り返し講じ、金融安定リスクの軽減に断固として取り組むと強い口調で表明しました。FRC(ファーストリパブリック銀行)の株価は一時△60%近く上昇し、終値でも△29.48%と大きく反発するとともに、銀行セクター全体の株価が大きく戻しました。金融不安が大きく後退したとみられます。投資家の関心は、金融機関への不安からFOMC(連邦公開市場委員会)の政策発表に移っています。SVB(シリコンバレー銀行)が経営破綻する前には、FOMCが0.5%の利上げを行う可能性があると予想されていましたが、現在は利上げ幅が0.25%と小さいか、あるいは利上げしない可能性もありうると考えている向きもあるようです。
中古住宅販売は458万戸(予想419万戸、前回400万戸)と13カ月ぶりに予想を大きく超えて上昇しました。中古住宅の価格の中央値は前年同月比▼0.2%の$36.3万となり、11年ぶりに下落という結果でした。
GoogleがChatGPTに対抗するBard AIチャットボットを発表しました。しかしながら、Bard は現在の製品内ではなく、専用の Web サイトで提供する「初期の実験」であると述べており、新しいツールを主力の検索エンジンに統合するまでは至っていないようです。INTC(インテル)は、ライバルNVDA(エヌビディア)の映画やビデオゲームのAIに対する支配力を緩めるために幹部が退職して新会社を設立すると発表しましたが、株価は▼2.40%と冴えず、NVDAの株価が△1.15%という結果でした。
ロシアのノバク副首相は、ロシアは6月末まで日量50万バレルの原油減産を継続すると明らかにしました。ロシアは先月、3月から日量50万バレルの減産を実施すると発表。ノバク副首相はこれについて「現在、目標の減産水準に近づいており、向こう数日で達成される」とし、「現在の市況を踏まえ、日量50万バレルの自主減産を6月まで続ける」と述べた。
原油先物は$69.50(△2.75%)と大きく反発、エネルギーセクターの株価を押し上げました。XOM(エクソンモービル)△4.48%、CVX(シェブロン)△3.06%と力強い伸びでした。10年債利回りは3.606%(△3.59%)に上昇、ドル円は円安方向に動いて現在は132円台前半で取引が続いています。リスクオフ時の資金移動先とされる金は▼1.99%、銀は▼0.76%と売られました。仮想通貨Bitcoinは△0.63%と反発しています。
自分のポートフォリオは△1.08%でした。終始上昇しましたので、買いは無しでした。今夜のFOMC前に指値をどの程度で入れておくか悩みます。
今夜の経済指標は以下の通りです。FOMCの政策金利と金利予測と経済見通し、ならびにパウエル議長の記者会見に注目が集まるでしょう。下記は現地時間で表示していますので、日本と13時間の時差があります。FOMCの発表は日本時間AM3:00です。
昨日は天赦日と一粒万倍日と寅の日が重なる、今年でも稀な最強の大吉日でした。そんな日にWBCで侍ジャパンが逆転勝ちして日本全体が湧いたのは、関係していたのかもしれません。私は昨日墓参をすませた後、コロナ禍後に初めての立食パーティに参加して、旧交をあたためることができました。
今日は「新月」です。「新月の願い事は叶う」といわれていますので、こっそりと願い事をしてみるのはいかがでしょうか。今日もWBCの決勝戦で侍ジャパンの活躍を祈りながら、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。