開始早々は売り基調で始まりましたが、徐々に買いが入り、終値は3指数そろってプラスとなりました。
3月のPMI(総合購買担当者景気指数)速報値は53.3と昨年5月以来、10カ月ぶりの高水準となり、インフレが徐々に減速する可能性も示された。サービス業のPMIは53.8で11カ月ぶりの高水準、製造業のPMIは49.3と2月の47.3よりは上昇したものの5か月連続で50を下回る低迷が続いていることが明らかになりました。ちなみに、イギリスの総合PMIは52.2、ドイツは52.6でした。
ドイツ銀行の株価が急落するなど欧州金融不安が続いている中、EU(欧州連合)首脳とEBC(欧州中央銀行)は市場の鎮静化に努めている一方で、米国ではイエレン財務長官はFSOC(金融安定監視評議会)の緊急会合を開催するため、金融監督当局の責任者らを招集しました。この会合は非公開で、会議時刻も会合後に声明があるかは今のところ不明のようです。
BA(ボーイング)787ドリームライナーの引き渡しが遅れており、AAL(アメリカン航空)が飛行ルートの一時停止やスケジュールの変更を余儀なくされる事態になっています。
アフリカのチャドでは、XOM(エクソンモービル)の子会社が所有している探鉱や生産の許認可のすべてを国有化すると声明を出しました。
シリアでは、イランが支援する民兵から駐留米軍が新たな圧力を受けて、中華人民共和国とロシアの影響力がこの地域で高まっているようです。23日に過激派がシリア北東部の米軍に対してドローン攻撃を行い、アメリカの請負業者が死亡、米国人6人が負傷したことに始まり、過激派がさらにロケット弾を米軍基地に向けて発射するなど、地政学的リスクが高まっています。中東地域では米国の影響力が卓越していますが、サウジアラビアとイランとシリアの対立に中華人民共和国とロシアが便乗して、米国の影響力を落とそうとしているようです。
原油先物は一時$66.82まで下落しましたが終値は$69.24(▼1.03%)、10年債利回りは一時3.295%まで下落しましたが終盤で戻り3.38%(▼0.76%)、ドル円は円高方向で推移して、現在は130円台後半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは△0.80%と3指数よりも上昇しました。
週末なので、1週間のS&P500企業のマップを示します。渦中のFRC(ファーストリパブリック銀行)が▼46.33%/週で突出していますが、全体的にはグリーンの1週間でした。金融不安をめぐるニュースとFOMCで、多くの投資家は買いを選んだという結果でした。
3/27(月)の経済指標発表は以下の通りです。
桜が満開になりました。東日本では昨日は初夏の陽気でしたが今日から明日にかけては冷たい雨との予報なので、週末のお花見が難しそうな感じです。観光地にも人が繰り出すようになり、外国人観光客も大幅に増えてきて、ホテルが満室になるなど、日本もようやくコロナで沈んだ経済が戻ってきていると実感できるようになってきました。でも、マスクを付けている人は相変わらず多いですね。花粉シーズンが終わるころまでは続くのかもしれません。
それでは皆様、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。