主要3指数はDow30がプラス、NASDAQがマイナスとまちまちの動きとなりました。銀行セクターはSVB(シリコンバレー銀行)の大部分をFCNCA(ファーストシチズンズ銀行)が購入することが決まったことを受けて上昇しました。そのFCNCAの株価は△53.74%と暴騰しました。金融システムに対する不安は米国銀行セクターの株価を見る限り後退しているように見えます。
GOOGL(グーグル)の株価は▼2.83%に下落しました。一連の銀行危機と、MSFT(マイクロソフト)が重用しているChat-GPTとのAI(人工知能)分野での戦い、動画分野でTickTokによるYoutubeが浸食されていること、クラウド部門では先行したAmazonとMicrosoftのライバルとの直面などで、「グーグルは買収されるのか?」という少し衝撃的なタイトルの記事が出ています。シューズ業界が低迷する中で、NKE(ナイキ)は直販戦略で失敗とアナリストから評価され、株価が▼2.40%と冴えませんでした。空売り業者が暴落目標を選んで11社の株価がまもなく暴落するという気になる報道もあります。個別株の短期投資をされている方は、世界の投機筋と戦っていることを再認識しましょう。
Binance(バイナンス:世界最大の仮想通貨取引所)はCEOが企業利益を優先するため、米国市場で違法な活動を指示したとして提訴されました。2021年にはユーザーのプライバシー情報を中国共産党に流出していた事件は記憶に新しいところです。
原油先物は$72.88(△5.23%)と急激かつ大幅な上昇してエネルギーセクター株を押し上げました。10年債利回りも3.528%(△4.38%)と大幅に上昇してハイテク株に対して重しになりました。ドル円は円安方向に進み、現在は131円台後半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは△0.42%でした。低迷しているVYM(高配当株ETF)とSPYD(高配当ETF)ですが、先週末に「高配当」を出してくれたことに加え、株価も少し持ち直してくれたのは安心につながっています。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。3月の消費者信頼感指数とFRBのバー副総裁の議会証言が予定されています。
岸田首相が中国大使の離任面会を断ったというニュースがありました。ネットでは、日本は米中どちら側なのかをアメリカから強く迫られて勇断したのではないかとして、台湾の地政学的リスクが相当高まっている証拠ではないかと指摘されているアナリストがいるのが気になりました。
今日は今月最後の一粒万倍日です。明るく元気に笑顔で過ごしましょう。