昨夜は終始買いが入り、主要3指数はそろって上昇しました。銀行危機が政府や中央銀行と大手銀行の全面的な支援によって投資家心理が向上し、今年の第1四半期の決算見通しに目を向けたため、株式は全面的に上昇しました。
2月の中古住宅販売保留(仮契約)指数は、前月比△0.8%(予想▼2.3%、前回△8.1%)と予想に反して売れ行きが好調である結果が示されました。昨年8月以来の高水準で上昇は3カ月連続です。住宅市場の低迷は底を打ちつつあるという楽観視が出始めているようです。今週の原油在庫量が▼7.489M(予想△0.092M、先週1.117M)と3週間ぶりにマイナスに転じ、需要が大きく伸びている結果は昨年12/21以来となりました。FRB(米連邦準備委員会)のパウエル議長が共和党研究委員会の会合で、年内さらに1回の利上げを実施する可能性を示唆したと、共和党下院(保守派)のハーン議員が明らかにしたそうです。22日のFOMCでFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標レンジは4.75-5%となっています。合わせて発表された参加者の経済・金利予測によれば、政策金利は2023年末時点で約5.1%ですし、0.25%の利上げがもう一度ある可能性が反映されています。
イエレン米財務長官は米連邦議会下院の小委員会で証言し、世界銀行など国際開発金融機関の改革支援を訴えました。途上国への投資を拡大できなかった場合は「中国の参入機会が増えることになる」と警鐘を鳴らしました。
台湾の蔡英文総統が、中米のグアテマラとベリーズ訪米するにあたり、往路でニューヨーク、復路でロサンゼルスに立ち寄る旅程となっており、ニューヨークに到着しました。中華人民共和国がこれに反発して、台湾海峡で大規模な軍事演習をとる可能性がありそうです。一方で、対中融和路線の最大野党である国民党の馬英九前総統は4/7までの日程で中華人民共和国を訪問中です。新華社通信が馬氏の到着を報じた記事も97文字と短く、しかも「馬英九」と呼び捨てでした。
ロシアが国内3か所でICBMを含む軍事演習を行い、核ミサイルが米国本土に届くことを誇示するそうです。
原油先物は$72.95(▼0.34%)と変わらず、10年債利回りは3.566%(△0.06%)と変わらず、ドル円は大きく円安に振れて132円台後半で取引が続いています。仮想通貨のBitcoinも米ドルに対して△3.80%と上昇しました。
自分のポートフォリオは全銘柄プラスとなり△1.30%と大きく上昇しました。VOO(S&P500追随ETF)が50日移動平均と200日移動平均を上方に突破したことと、政策金利の動きから、AGG(米国総合債券ETF)も50日移動平均と200日移動平均を上方に突破しました。VIX指数は19.12と、SVB(シリコンバレー銀行)問題発生前のレベルまで下がったのも安心感をもたらしています。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。GDP(国内総生産)と失業保険件数が特に注目されるでしょう。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、訪ロした中華人民共和国の習近平主席に対してウクライナ訪問要請したことを明らかにしました。中華人民共和国外務省は提供できる情報はないとしています。中華人民共和国は完全にロシアの味方なのか、本気でウクライナ侵攻を解決する意思があるのか、世界中が踏み絵に対する行動に注目が集まっています。
3/31には英国のTPP加盟が決定します。これで加盟国の名目GDPは世界全体の13%から16%に上昇するようです。米国が復帰加盟する見込みは現時点でありませんが、参加したいと表面したものの認められていない中華人民共和国には痛手になるようです。
年度末まであと2日となりました。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。