昨夜は3指数そろってプラスでした。しかしながら、巨大企業の決算発表前であることから、ボラティリティ(株価の変動幅)が低い一日でした。ここに掲載していませんが、中小企業の指数であるRussell 2000は△1.22%と大きく上昇しました。
ニューヨーク連銀が発表した4月のニューヨーク州製造業業況指数は35.4ポイント上昇して10.8となり、マーケット予想のマイナス18.0を大きく上回り、2022年7月以来の高水準を記録しました。新規受注と出荷が急増しており、ニューヨークの製造業の成長が見られました。NAHB(全米住宅建設業者協会)による4月の住宅建設業者指数は、前月比1ポイント上昇して45と4カ月連続で上昇し、マーケット予想の44を上回りました。中古住宅が不足して、住宅ローン金利低下を背景に新築住宅需要が高まったことが上昇要因とみられます。ただ、建材不足が引き続き課題となっているようです。経済指標発表結果は以下の通りです。
韓国サムスン(Samsung)のスマホの検索エンジンが、GoogleからBing(Microsoft)に切り替わる可能性があるというニュースを受け、GOOGL(グーグル)の株価は▼2.64%に下がりました。
SCHW(チャールズシュワブ銀行)の経営幹部らは、米銀行業界を揺るがした混乱を同社は乗り切れると言明しまして、株価は△3.94%と大幅に上昇しました。一方で、業界を襲った2008年以降最悪の危機を受けて、自社株買いを停止したと報告されました。
AAPL(アップル)が銀行預金に参入しました(株価は△0.01%)。Apple Cardクレジットカード保有者に、普通預金口座として年率4.15%の高利回りで口座を開設できるサービスをゴールドマンサックスと連携して提供します。
原油先物は$80.96(▼1.89%)、10年債利回りは3.591%(△1.96%)に上昇、ドル円は134円台前半まで円安が進んで取引が続いています。日本では日銀新総裁がゼロ金利政策を継続する方針のようですし、米国FRBは年内利下げはしないと宣言していることから、円安傾向が続いている傾向がみられます。
自分のポートフォリオは△0.49%とわずかに上昇しました。国債利回り上昇により、債券ETFは定価しました。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。
今夜は、自社株価のみならずセクター全体あるいは米国市場全体の株価を動かすような巨大企業の決算発表が複数あります。高金利と金融不安、そして地政学的リスクという逆風の中、各企業がどのような努力をしているのか知りたいと思います。
先週木曜日に北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射され、Jアラートまで出されましたが、4日経過した今でも落下地点を特定できていないようです。これまではEEZの外と発表していましたが、中だった可能性を否定できません。防衛省はレーダーから消失したと発表していますから、北朝鮮から発射されたミサイルが進化(高度が高いことや、多段式で途中加速するので放物線を描かない)したので、現在の日本の防衛技術では迎撃できないレベルにあるという認識を持たなければなりませんね。今日から20日まで、ロシア軍が北方領土の択捉島周辺でミサイル訓練を始めます。日本政府はロシア大使館に受け入れられないと懸念を表面したようですが、ロシアが訓練を停止するとも思えません。
良い時に明るく振舞うのは凡人ですが、悪い時にこそ明るく振舞うのが賢人とも言われています。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。