昨夜の市場はボラティリティが非常に少なく、前日比変わらずという結果でした。強いて言えばDow30とNASDAQがマイナスで、普段はその間にあるS&P500がプラスという珍現象でした。
3月の住宅許可件数は141.3万件(予想145万件、2月15.5万件)2月よりも▼8.8%と予想よりも少なかったものの、住宅着工件数は142万件(予想140万件、2月14.3万件)と2月よりも減ったものの市場予想より上回りました。経済指標発表の結果は以下に示す通りです。
18日の決算結果概要は以下の通りです。
BAC(バンク オブ アメリカ)は、借入コストと金利の上昇を背景に、予想を上回る第1四半期の収益を公表し、株価終値は△0.74%と買われました。一方、GS(ゴールドマン サックス)は、取引成立の減速とマーカスの個人ローン ポートフォリオの一部の売却により、四半期ごとの収益予測を下回ったことを報告しました。株価終値は▼1.57%と売られてしまいました。BK(バンク オブ ニューヨーク メロン)は、利上げによる金利収入を受けて第1四半期の利益予想を上回り、株価終値は△1.54%と買われました。
JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)の決算は、売上も利益もマーケットの予想を上回りましたが、子会社であるLTL Management は、米国のベビーパウダーやその他タルク製品が癌を引き起こしているという訴訟を再び延期するよう裁判官に要請しました。また、消費者向け健康事業をKenvueとしてスピンオフ(分社化)しようとしていると報道されました。株は売られて終値は▼2.81%と大きく下落しました。
原油先物は方向感なく$80.86(△0.04%)、10年債利回りは3.572%(▼0.53%)、ドル円は134円台前半で取引が続いています。
私のポートフォリオは全体で横ばい、かろうじて△0.02%とプラスでした。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。
そして今夜も、テスラ、モルガンスタンレー、IBMなど巨大企業の決算発表が予定されています。
JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)の個別株をNISA口座あるいは特定口座で保有している方は多いと思いますので、スピンオフされた場合の注意点を述べておきます。証券会社によっては、スピンオフと同時に一般口座(証券口座で年間損益計算されず、税金も源泉徴収されない)に移されてしまいます。そうなると、年間損益計算を自分で行って確定申告が必要となり、これを怠ると脱税となります。ほったらかし投資でも、一般口座の配当金は確定申告が必要になります。日本株と違って株式の売買と配当金については、その日のドル円為替を使って税金計算をしなければなりません。スピンオフにより一般口座に変わるのはSBI証券と楽天証券、NISA口座や特定口座が保持されるのがマネックス証券です。その他の証券会社などは、ご自分が利用されている証券会社に問い合わせてください。
JNJを構成銘柄に持つETFをNISA口座や特定口座で保有されている方は、どこの証券会社を利用されていてもNISA口座や特定口座のまま維持されますので、全く気にすることはありません。
朝晩の気温の変化が大きい日が続きますので体調を崩されていないでしょうか。健康こそ最大の財産ですから、しっかり守っていかなければなりません。それでは今日も一日、明るく元気に過ごしましょう。