昨夜は全体的に反落でスタートしました。DOW30は反落のまま推移しましたが、NASDAQは上昇に転じて終値はほぼ前日終値まで戻しました。S&P500も上昇しましたが前日終値よりわずかに届かずでした。
FRBのウォラー理事は、インフレ率目標2%に戻すことに進展がみられないので、一段の利上げが必要との考えを示しました。
原油の在庫が大幅に減少したものの、FRB(連邦準備理事会)の利上げにより、エネルギー需要が抑制されるとマーケットが予想して原油先物が▼2.04%と大きく下げて$80の大台を割りました。昨夜の経済指標発表は以下の通りです。
そして決算発表の概要は以下の通りです。
TSLA(テスラ)は減収減益で株価は▼2.02%も下げました。過去3カ月余りの間に人気車種の価格をディスカウントしているのが粗利を下げ、決算を悪くしている原因のようです。前日に決算発表したNFLX(ネットフリックス)は、現在は移行段階にあり、来年2024年まで成長しない可能性があると報じられ、株価は▼3.17%と大幅に下げました。ABT(アボットラボラトリーズ)は増収増益の好決算発表で△7.82%と大躍進し、他の薬品セクターの上昇を牽引しました。ISRG(インテュイティブ サージカル)はコロナ後の医療提供が好調で株価は△10.88%と大躍進しています。MS(モルガンスタンレー投資銀行)は市場予想よりも利益も売上も上昇しましたが、株価の上昇は△0.67%とふるいませんでした。
原油先物は先に述べた通り$79.02(▼2.28%)と大きく反落、10年債利回りは3.602%(△0.84%)に上昇、ドル円は円安方向に動いて現在は134円台後半で取引が続いています。日銀総裁が変わりましたが金融政策が変わらない予想なので、じりじりと円安方向に動いているようです。
自分のポートフォリオは△0.05%と前日とあまり変わらない結果でした。
今夜の経済指標発表予定は以下の通りです。
4/17にニューヨーク連銀が発表した4月のニューヨーク州製造業業況指数は35.4ポイント上昇して10.8となり、マーケット予想のマイナス18.0を大きく上回り、2022年7月以来の高水準を記録しました。ただし、ニューヨークは経済の中心であり米国全体を表しているとは言い難いので、今夜のフィラデルフィア連銀の製造業景気指数が注目されます。1929年以降のほぼ100年近く、リセッション入り後に株価が底値を付けなかった例はないと強気派をけん制する見方もあります。再び「買い場」が訪れるかもしれません。
決算発表は、PM(フィリップモリス)、T(AT&T)など、高配当株ETFの構成銘柄となる巨大企業が目立ちます。
巨大企業の決算発表が本格化している中、株価の変動が思ったよりも少ないと感じていますが、GAGAMの一角のマイクロソフトとグーグルの決算発表が始まる4/25(火)まで様子見ムードが続くのでしょうか?予断を許すことなく、現実に起きた結果を見つめていこうと思います。
米国株のボラティリティが低くなっていますが、朝晩の気温のボラティリティが高いですから、体調管理をしっかりと行いましょう。スギ花粉の飛散がピークを過ぎてきたのも嬉しいですね。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。