昨夜のマーケットは、ハイテク系巨大企業であるMSFT(マイクロソフト)とGOOGL(アルファベット・グーグル)の決算発表を明日に控え、先週に引き続いて3指数は方向性はまちまちで、ボラティリティも低いまま終始しました。
シカゴ連銀による3月の景気指数は▼0.19で、予想▼0.02よりも低く、2月の景気指数▼0.19と同じとなりました。ダラス連銀の4月の景気指数は▼23.4と大きく落ち込み、前回▼15.7よりも緩和する▼14.6という予想を超えるものでした。この2つの経済指標は高い重要性に位置付けられてはいませんが、リセッション入りを示していると言えそうです。
KO(コカ・コーラ)は増収増益の決算発表を行い、生活必需品セクター全体の株価を支えましたが、同社の終値は▼0.16%と奮いませんでした。
AT&Tの株価は▼3.81%と奮わず、1週間前と比べると▼11.42%も下落しています。かつては配当利回りが高い企業の上位でしたが、配当をすぐに支払うことができない現状では下位になっているのが、株価低下の原因と考えられます。
かねてから経営危機と言われていたBBBY(Bed Bath & Beyond)が破産申請しまして、株価は$0.1888(▼35.67%)となりました。
ホワイトハウスは、中華人民共和国が同盟国を結集して、MU(マイクロン)のチップ販売を禁止した場合、その穴埋めのために韓国のサムスン電子とSKハイニックス製品を輸出しないように韓国政府に求めました。ユン大統領がワシントン訪問を準備している時にこの要請を行ったもようです。MUの株が売られ、株価は▼2.65%となりました。
原油先物は$78.70(△1.07%)に上昇してエネルギーセクターの株価上昇を支えました。10年債利回りは3.515%(▼1.54%)、ドル円は円安方向に動き現在は134円台後半で取引が続いています。
自分のポートポートフォリオは△0.18%と先週の終値からあまり変化がありませんでした。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。住宅市場の動向が注目されます。
今夜の決算発表予定は以下の通りです。マイクロソフトやグーグルだけでなく、VISA、ペプシコ、マクドナルド、ベライゾン、スリーエム、ゼネラルモーターズなど日本でも名を知られた巨大企業が多いので、高金利下での決算には注目が集まるでしょう。
4月から新社会人になられた方は、今日が初月給日の方が多いと思います。自分が新社会人になった時を思い起こすと、4月になってから生活環境と生活のリズムが大きく変わっていた中、給与明細を見てモチベーションが上がったことを記憶しています。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。