昨夜の株価の動きはおだやかに推移し、Dow30が若干下がり、NASDAQが若干上がり、S&P500は方向感がないまま推移して終値はわずかに上昇でした。
昨夜の経済指標発表も、特に投資家に売買を誘うようなものはありませんでした。
懸念されている地方銀行の株価は上昇しました。最も株価が低迷していたPACW(パックウェスト銀行)の株価は△3.65%でした。先週末に開催されたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会に株価は少し反応しました。ウォーレン・バフェットがバークシャーがヒューストンに本拠を置く石油会社の支配権を購入しないと述べた後、バークシャーの株式BRK-Aは△1.05%、BRK-Bは△0.70%上昇したものの、OXY(オクシデンタル・ペトロリアム)の株式は2%以上下落しました。
FRB(米連邦準備制度理事会)が四半期ごとに実施する上級融資担当者調査では、1-3月(第1四半期)に融資基準が厳格化され、中・大規模企業向け融資の条件を引き締めている米銀行の割合は2022年10-12月(第4四半期)の44.8%から46%に上昇しました。また、1-3月に大規模・中規模企業の商業・産業向け貸し出し需要が弱まったと報告した銀行の割合は、2022年10-12月(第4四半期)の31.3%から55.6%に上昇するなど、融資需要が大幅に軟化したことも示されました。これは、2009年のリーマンショック以来の高水準です。
主な企業(時価総額$300億ドル、約4兆円以上)の決算結果は以下の通りでした。
主な指数の動きは以下の通りです。原油先物と10年債利回りは上昇、Russel2000は弱含み、金と銀は大きな動きはありませんでした。ドル円は若干円安に動いています。
自分のポートフォリオは▼0.09%とわずかに軟調でした。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。
そして主な企業の決算発表予定は以下の通りです。
米国債の債務上限問題が膠着しています。政府と共和党の大統領選挙をにらんだ政治的な取引になっています。これまでも何度か債務上限問題がありましたが、必ず解決して米国債がディフォルト(債務不履行)になったことはありませんが、どうなるのでしょうか。政策金利が上限に近づいてきているので、債券投資には絶好の買い時と思われるので、債券上限問題は大変気になるところです(※投資は自己責任にてお願いします)。
GWが比較的天候に恵まれて各地大賑わいでしたし、新型コロナも5類となりました。今日と明日は一粒万倍日が2日連続します。今後の経済発展に期待しながら良い種をまくのが吉でしょう。