昨夜は、CPI(消費者物価指数)発表前日であることと、債務上限問題でバイデン大統領とケビンマッカーシー下院議長の引け後の会談が迫っている(現在会談中)ことで、全体的に様子見ムードで軟調となり、3指数そろって下げました。
NFIB(全米独立企業連盟)が発表した4月の中小企業楽観指数は89.0と、7か月ぶりに90を下回りました。IBD(インベスターズ・ビジネス・デイリー)とTIPP(テクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス)から発表された景気楽観指数は、41.6(予想48.2、前回47.4)と大きく落ち込み「悲観的」となりました。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、信用状況の悪化が経済にどのような影響を及ぼしているか、まだ把握できていないと述べ、金融政策の次の動きを見極めるのが難しくなっているとの認識を示した。金融ストレスが経済活動全体にどのような影響を及ぼしているか現時点で推し測るのは「極めて難しい」とし、6月の次回FOMC(連邦公開市場委員会)で何を決定すべきか、考える時間はまだあると述べ、利上げ停止の可能性を否定しませんでした。
昨夜の時価総額300億ドル以上の企業の決算発表概要は以下の通りでした。
マリオの映画が大ヒットしている任天堂は減収減益、23年3月期の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の出荷台数が前年比▼22%に落ち込んだことが原因とされています。PYPL(ペイパル)は第1四半期決算は良好でしたが、第2四半期のEPS予想が悪く株価が▼12.73%と大きく下げました。BA(ボーイング)はアイルランドのラインエアから737Maxを最大300機の受注を獲得し、株価は△2.34%上昇しました。
主な指数は以下の通りでした。原油先物、10年債利回り、そしてドル円いずれも大きな動きはありませんでした。
自分のポートフォリオは▼0.36%。私も昨夜は様子見で指値も入れませんでした。
今夜はCPI(消費者物価指数)が発表されます。インフレの進行がどうなるか、これを受けて株価と為替がどのように動くかが気になるところです。
そしてDIS(ディズニー)の決算発表が引け後に行われる予定です。
IBMが企業向けのAIであるワトソンXを公表したようです。IBMとペイパルは、AIによる人件費削減と生産性向上による企業のコストダウンをターゲットにしているようです。Chat-GPTの実力が企業経営者にも脅威を与えたことは追い風になるのでしょう。
今日は大安吉日そして一粒万倍日です。今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。