主要3指数の終値はすべて下落。反発して始まったもののミシガン大学消費者信頼感指数などが公表されてから下落に転じ、最後は反発基調になったものの前日終値には届かず、Dow30は5日連続の下落となりました。
ミシガン大学による5月の消費者信頼感指数(速報値)は57.7で、昨年11月以来6カ月ぶりの低水準でした。前月の63.5から低下し、市場予想の63.0も下回りました。新潟に来日中のイエレン財務長官は、財務省の債務返済資金が枯渇する正確な日付はなお不明としつつ、早ければ6月1日としている時期に変更があれば議会に報告すると述べ、前倒しされる可能性も示唆しました。共和党と妥結できなければ、19日から広島で開催されるG7サミットにバイデン大統領が来日できないという異例の事態になる可能性もありそうです。
PYPLの株価下落が止まりません。昨夜も▼3.88%でしたが、5/8の高値$75.95から$61.69まで今週だけで▼18.8%も低下しました。明確な理由はわからないとの報道がありました。イーロンマスク氏はTwitter社のCEO後任を見つけたと公表して昨日は株価が上昇しましたが、NBCユニバーサルの広告責任者を長年務めたリンダ・ヤッカリーノ氏に決まったようです。マスク氏はこれでテスラに専念できるはずなのですが、TSLA株は下がっていました。
原油先物は下落、10年債利回りは上昇、ドル円は円安に動いて135円台後半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは▼0.14%、今週はじりじりと下がっています。
債券の利回りの上昇で、既に発行された利回りの低い債券の価格が下落してしまい、利回りの低い債券を多く保有している地方銀行の経営を圧迫している状況は続いています。SVB(シリコンバレー銀行)の破綻も債券価格下落が一因でしたので、不安は続きます。
週末なので1週間のパフォーマンスマップも示しておきます。GOOGL(グーグル)、AMZN(アマゾン)、AMD(アドバンストマイクロ)、NFLX(ネットフリックス)の躍進が目立ちます。先に述べたPYPLの下落のほか、DIS(ディズニー)、INTC(インテル)、NKE(ナイキ)が売られました。
5/15と16の経済指標発表は以下の通りです。
バイデン大統領は、フィリップ・ジェファーソンFRB理事を副議長への昇進候補に選出し、アドリアナ・クーグラー氏を空席に指名し、リサ・クック氏を再指名する予定のようです。議会承認が必要ですが、承認されるとクーグラー氏は初めてのラテン系だそうです。米国経済は厳しい状況なので、FRBメンバーによる上手なコントロールをお願いしたいと思っております。
今週は、消費者物価指数の発表がありましたが乱高下はなく、リセッション懸念と債務上限問題で大統領と下院議長の交渉決裂ということで、低調な1週間が終わりました。来週は週末にG7サミットが開催されます。西側諸国の経済低迷を打開するような会議になれば良いと思います。
それでは皆様、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
※本ブログは5/16と17の朝はお休みさせていただきます。GWを自宅で過ごしましたので、来週は小旅行に行ってまいります。