主要3指数の終値はNASDAQが上昇、DOW30が下落とまちまちの動きで、S&P500はわずかにプラスでした。
昨夜の経済指標発表は以下の通りで、株価に大きな影響を及ぼすものはありませんでした。投資家の目は債務上限交渉に向いており、全体的にボラティリティが低い市場となりました。
アトランタ連銀のボスティック総裁は、6月FOMC(連邦公開市場委員会)では金利据え置きを指示すると発言、リッチモンド連銀のバーキン総裁は、予断を持っていないと発言しました。インフレ率の目標は2%でそこに到達していないことから、6月FOMCに先立って、このようなまちまちな考えが発表されるでしょう。私は、高金利政策は少なくとも年内、年明けまで持ち越して続きそうではないかと思っております。
債務上限交渉は、G7後のオーストラリアなどの外遊をキャンセルしたバイデン大統領とマッカーシー下院議長の会談がまもなく始まります。マッカーシー議長は共和党内で選出される際に何度も選挙が繰り返されたように党内基盤が強固とはいえないため、バイデン大統領と合意しても、共和党内の強硬派を抑えることができるのかという不安要素もありそうです。いずれにしても、イエレン財務長官の予想では6/1に債務超過になるとのこと、今週中の合意が必要とのことです。これまでのように「茶番劇でした」と笑えるよう期待します。
NVO(ノボノルディスク)の糖尿病用でブレイクしている注射薬「オゼンピック」よりも、PFE(ファイザー)の経口薬「ダヌグリプロン」の方が患者の体重減少に効果的という論文が出され、PFE株は△5.38%上昇しました。TSLA(テスラ)は5/11から上昇を続けて昨夜も△4.85%と伸びています。マスク氏がTwitter社CEOの後任を決めたのが主な原因かと思われますが、F(フォード)が原因かもしれないとの説もあるようです。
各種インデックスなどの結果は以下の通りです。CL=F(原油先物)と^TNX(10年債利回り)はともに上昇、JPX=X(ドル円)は円安方向に推移して138円台半ばです。中小企業のインデックス^RUT(Russell2000)は△1.22%と躍進しました。
自分のポートフォリオは▼0.00%と先週末から変わらずという結果でした。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。高金利政策の影響を受けている建築許可や新築住宅の動向、ならびにサービス業購買部の景気指数に注目が集まりそうです。
今週の決算発表は、24日にNVIDA、25日コストコ、いずれも引け後に予定されています。
昨日まで最高気温が30℃近くまで暑かったのに、今朝は15℃まで下がって冷たい雨が降っています(千葉県)。関東地方は気温の差が大きいので、体調を崩すことが無いようにお過ごしください。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう!