主要3指数の終値は、ハイテク系NVDA(エヌビディア)の△24.45%という大躍進、そしてハイテク系のAI関連銘柄が買われてNASDAQが上昇、Dowは債務上限の懸念がぬぐえず軟調、S&P500も上昇というまちまちの結果となりました。
第1四半期(1月―3月)のGDP(国内総生産)は前期比△1.3%(予想△1.1%、前回△2.6%)と予想を上回りました。
今週の失業保険申請件数は22.9万件(予想25.0万件)と予想を下回り、また先週の同件数も24.2万件⇒22.5万件に訂正され、継続申請件数も予想を下回り、堅調な雇用状況が継続していました。4月の中古住宅販売保留(販売契約済であっても引き渡しがされていない件数)住宅の集計)は3月比0.0%で予想△0.5%を下回りましたが、前回(3月の2月比)▼5.2%よりも回復していました。
債務上限問題では、バイデン大統領側が歳出額2年凍結案を提示、「交渉は妥結するだろう」と述べました。マッカーシー下院議長は交渉で「ある程度は進展があった」と述べました。今週中に交渉が妥結しそうなムードが出てきています。
引け後に発表された小売り大手のCOST(コストコ)の決算はEPS(1株あたり利益)が$2.93(市場予想$3.30)、売上は53.6B(市場予想54.61B)と、いずれも市場予想を下回る残念な結果となりました。終値は△0.79%でしたが、アフターマーケットで▼0.27%となっています。CAD大手のADSK(オートデスク)は第1四半期は市場予想通りの結果でしたが、第2四半期の見通しが市場予想を下回りました。終値は△0.41%でしたが、アフターマーケットで▼0.03%となっています。どちらも、昨日の上昇率よりもアフターマーケットの下落率が下回っていました。
原油先物は大きく下落、10年債利回りは上昇、ドル円は円安方向に動き140円台に突入して取引が続いています。中小企業のRussell2000は売られて▼0.70%でした。金と銀も売られました。
自分のポートフォリオは△0.42%でした。先週末までにSPYD(高配当ETF)からQQQ(NASDAQ追随)に乗り換えたので、NVDAの恩恵を間接的に受ける結果となりました。でも長期投資の観点からは、主力のESGU(米国ESG投資)とVOO(S&P500追随)の躍進がうれしいと感じています。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。物価指数関連に注目が集まりますが、やはり債券上限問題の交渉の行方が株価に大きな影響を与えるのではないかと思っています。
今夜の決算発表は、香港の保険会社AIAグループ、コンピュータ製作のDELL社などが予定されています。
ドル円が昨年11月から半年ぶりに140円台に下落しました。円安の一因は債務上限問題の難航にあるので、これが解決すると円高に動くのか、あるいは日米の金利差の乖離が続くので円安が続くのでしょうか。私は、円安はトータルで考えると日本経済全体に有利だと思っていますので、円安が続くことを望んでいますがどうなのでしょうか。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。