AI関連企業の株価が高騰し、テクノロジー系が大きく買われたことが投資家心理を良くして全セクターで買われました。セクター別騰落率は以下の通りです。
4月のコア耐久財受注が3月比▼0.2%(予想±0.0%、3月の2月比△0.3%)と予想以下でしたが、4月のコア資本財受注は3月比△1.4%(予想▼0.5%、3月の2月比▼0.6%)と予想に反して伸び率が再び拡大していました。4月のコアPCE物価指数は△0.4%(予想△0.3%、3月の2月比△0.3%)と予想を上回り、目標とするインフレ率△0.2%よりも高いことが明らかになりました。ミシガン大学の5月の消費者信頼感指数は59.2と市場予想を上回っていました。おおむね経済的には順調と言えると思います。これらのことから、マーケットは現在、6月FOMCでの利上げの可能性を50%以上織り込んでいるようです。
債務上限問題の交渉はいまだ合意に至っていませんが、マッカーシー下院議長が交渉で進展があったと発言、合意に近づいているという報道はされています。なお、財務省の現金残高は388億ドルに減少して、2017年以来の低水準にあるとのことです。アメリカの一般市民は、メディアが深刻だと報道している債務上限問題などに注意を払うことなく、今年のサマーバケーションに備えて、遠征に備えて燃料を蓄えたり航空券の予約に勤しんでいます。旅行専門家は記録的な混雑を予想し、予約航空券の数も記録的だそうです。
良好な経済見通しにより原油先物価格は上昇、10年債利回りはわずかに下げました。ドル円は円安方向に振れて140円台後半に達しています。
自分のポートフォリオは△1.09%でした。VYM(高配当株ETF)、AGG(米国債ETF)、TIP(物価連動債ETF)は、ボラティリティを抑える役目をしっかり果たしています。
週末なので、今週のS&P500銘柄のマップを示します。銘柄によって明暗が分かれてしまった結果です。
セクター別の週間騰落率は以下の通りです。債券上限問題でほとんどのセクターが下落しましたが、技術系と通信系が大きく伸びた1週間でした。
5/29(月)はメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)でマーケットはお休みですので、5/30(火)の経済指標発表予定を掲げておきます。5月の消費者信頼感指数が高い重要性とされています。
5/30(火)の引け後には、ヒューレットパッカード社の決算発表が予定されています。
昨日19時過ぎに千葉県東方沖を震源とするM6.2の地震があり、銚子市や旭市で震度5弱だったそうですが、私の自宅マンションがある地区も震度4とのことでした。ゆっくりとした揺れが長く続きました。後に長周期地震も観測されたとの報道を聞き、なるほどなと納得しました。15階建でもゆっくりとした揺れを感じたので、超高層ビルやタワーマンションはどうだったのでしょうか。いずれにしても、現在の技術では地震予知は不可能なので、いつ地震が来ても慌てないように備えるのが大切ということだと思います。