昨夜の終値は3指数そろってマイナスでした。先週末の上昇基調を受けて強気相場で始まったものの、低迷した経済指標の結果を受けて弱気に転じてしまいました。
5月のマーケット総合PMIは54.3と予想54.5以下、サービス業購買部協会景気指数は54.9とこれも予想55.1以下でした。ISM非製造業指数は、4月51.9よりも若干低下した51.8と予想されていましたが、50.3と発表され、非製造業は「ほぼ活動停滞の水準」になっていました。この他の経済指標も景気が悪い緑文字となっています。FOMCは来週発表されるCPI(消費者物価指数)の結果とともに金利政策を判断すると思われます。
AAPL(アップル)はWWDC(年次世界開発者会議)でヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表、価格は$3,499(約49万円)です。Appleウォッチに続く新たな端末として来年早々から発売されるそうです。同製品は、5つのセンサー、6つのマイク、12 台のカメラで構築され、処理能力は、Apple の M2 チップと新しい R1 チップの両方から供給されますが、消費電力が多いのが難点です。Vision Pro は電源コンセントに接続すれば常時動作しますが、外出先で使用するにはバッテリー パックが別途必要になります。しかも、バッテリーは 1 回の充電でわずか 2 時間しか持続しないようです。また、新しいiOS17を公表、留守電のリアルタイム文字起こし機能や瞬時の連絡先交換ができるようです。しかしながらAAPLの株価は上昇しませんでした。
原油先物は△0.03%とわずかに上昇、10年債利回りも△0.05%とわずかに上昇、ドル円は米国の軟調な経済指標を受けてドル安方向に反転し、現在は139円台半ばで推移しています。中小企業の株価指標であるRussell2000は弱い経済指標の結果を受けて▼1.32%と大きく下落してしまいました。
自分のポートフォリオは全体で▼0.20%とほとんど変わらずという結果でした。NASDAQが▼0.09%なのにQQQ(NASDAQ追随ETF)は△0.07%という意外な結果に見えるかもしれませんが、このようなことは稀に表れる現象です。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。
日本の株式市場が湧いてきました。アナリストたちの今後の予想はまちまちで、聞いていて面白いです。中には動画再生を増やすことを目的とした暴落を叫ぶタイトルの発信もあります。他人の投資方針を信じて投資をする時点で負けいう説があり、私もそのように思います。高い時に売るのは良いですが、高い時に買うのは、自己判断と自己責任の原則を忘れないようにしたいものです。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。