主要3指数はそろって堅調にプラスとなり、5営業日連続となりました。FOMCを前にして様子見ムードかと予想しましたが、FRBが金利を据え置くという予想する投資家が大半を占め、先週に続いて強気相場となりました。市場全体を牽引したのは技術(Technology)と一般消費財(Consumer Cyclical)、通信サービス(Communication Services)で1%以上も上昇、一方でエネルギー(Energy)は1%以上下落しました。
経済指標発表結果は以下の通りです。消費者インフレーション期待が前回よりも低い4.1%と発表された11:00頃から、株が広く買われていった動きとなりました。
S&P 500指数の上昇は新たな強気相場を開始したことを受けて生じました。その結果、ゴールドマン・サックスは年末のS&P500株価目標を、4,000から4,500に引き上げました。カーニバル・クルーズ(CCL)の株価は、JPモルガンとバンク・オブ・アメリカのアナリストがクルーズ業界の根強い需要を理由に同社株を引き上げたことを受け、13%以上も上昇しました。米政府は、韓国と台湾の大手半導体メーカーに対し、半導体の対中輸出規制の適用除外措置を延長し、中国における既存事業の継続や拡大を認める方針のようです。一部のアナリストらは、このような動きが中国の技術的進歩を抑えることを狙った規制を弱めてしまうと指摘しています。
原油先物価格は、需要低迷を受けてゴールドマンが2023年の価格予想を10%近く引き下げたため、$67.22(▼4.20%)と大きく下げました。10年債利回りは上昇、ドル円は方向感がない小動きで、現在は139円台後半で取引が続いています。中小企業株価指数のRussell2000は、先週は冴えませんでしたが昨夜は△0.40%と反発しました。
自分のポートフォリオは0.70%と堅調でした。10年債利回りが上昇したにもかかわらず、AGGとTIPという債券ETFが上昇したのは意外でした。
6/13の経済指標発表予定は以下の通りです。政策金利決定に影響を及ぼすCPI(消費者物価指数)の結果が注目されます。
S&P500の弱気相場がついに終わったようです。私のようにS&P500の将来の伸びを信じてインデックス積立投資をしている方は多いと思いますので、ようやく訪れた明るいニュースだと感じています。ここで利確することなく、長期投資で今後の伸びを期待したいところです。金利上昇が止まると円高方向に推移するので、円換算では伸びが小さくなるかもしれませんが、「世界の基軸通貨は米ドル」であることも留意しましょう。日経平均も伸びていますので、自分の資産全体の中で投資額の割合が増えている方も多いかと思います。強気相場であっても、長期投資を目指す場合には、あえて冷静になって投資額を現金化するリバランスをされるのも良いかと思います。
今日6/13は寅の日、金運上昇の吉日です。新しいお財布に変えると吉だそうですし、寅の日に使ったお金は必ず還ってくると言われていますので、新たな投資には良い日(※自己責任でお願いします)とされています。また、虎を使いにする毘沙門天様にお詣りするのが吉とされています。