昨夜の主要3指数の終値はDow30が上昇し、NASDAQが前日終値と変わらず、S&P500はプラスとなりました。セクター別騰落率では、金融(Financial)と素材(Basic Materials)が1%を超えて買われました。通信サービス(Communication Serbices)が最も売られましたが▼0.72%にとどまりました。前日の市場引け後に大手23行のストレステストが全行無事通過した報道が金融セクターの買いを誘い、市場全体を牽引しました。
米国経済は投資家が考えていたよりもはるかに強いようで、第1四半期の国内総生産(GDP)は、米国経済が前期比で2.0%成長し、市場予想の1.4%よりも大幅な伸びとなりました。週間失業保険申請件数が増加傾向の初期段階にあることを示しており、これは労働市場の軟化が現実化していないことを示している可能性がある。6/24までの週の失業保険申請件数は23.9万件(予想26.6万件)で、5月以来の低水準となりました。アトランタ連銀のボスティック総裁は、パウエル議長が言うほど利上げに緊急性を感じないとハト派の発言をしました。ボスティック総裁はFOMCでの投票権がない委員です。5月の中古住宅販売保留(販売契約済で引き渡しされていないもの)は▼2.7%と予想▼0.5%よりも大幅に減りました。
ヘッジファンドのシタデルは、株式に加えて債券市場にも参入し、銀行に対抗すると報道されました。NEC(米国家経済会議)のブレイナード委員長は、インフレの伸び率は今年下期を通じて改善し、大統領選挙が行われる2024年11月までに伸び率が2%前後に低下する可能性は十分あるとの考えを示しました。根強い住宅コストについては、2024年後半に著しく下がるとの見通しだそうです。世界初の商用宇宙旅行を、SPCE(ヴァージンギャラクテック社)が成功させましたが、なぜか株価は▼10.76%と暴落しました。ちなみに1座席あたり$45万(約6,500万円)だそうです。
ウクライナを支援する目的で、米国は長距離ミサイル供与の承認を検討していることが明らかになりました。また、中華人民共和国の偵察用気球には、写真や動画撮影に米国製機器が使われていたようです。
原油先物価格は$69.81(△0.36%)とやや上昇、10年債利回りは3.854%(△3.88%)とやや大きく上昇、ドル円は円安が進んで144円台後半で取引が続いています。中小企業株価指数のRussell2000は△1.23%と主要3指数に比べて大きく上昇しました。金と銀も売られて先物価格が下がりました。
自分の米ドル建ポートフォリオは、債券ETFが強いブレーキを踏んだものの△0.22%でした。VYM(高配当株ETF)から分配金(0.8767/単位数)が出ました。鈴木財務大臣が為替介入を匂わす発言をしたので、いつもは外貨MMFで保管するのですが、今月は大きな出費がありましたので、円建で受け取ることにしました。
今夜は、コアPCE物価指数とミシガン大学による消費者信頼感指数ほかが発表されます。
為替介入を匂わした鈴木財務大臣が、日韓スワップ協定の再開にサインする報道がありました。韓国には反日的な国民が多く、過去の約束を平気で反故したことが何度もあります。今年大統領が変わって一時的に親日的になっているものの、反日国民からの反発は大きく政権が安定しているとはいえないので、ここまで譲歩してもよいものなのか、私は疑問視しています。福沢諭吉先生が明治18年3月16日に指摘された脱亜論でも対朝鮮外交を辛口で指摘されていますし、日経ビジネスの「韓国スワップは百害あって一利なし」、麻生前財務大臣の「誰が頭を下げて金を貸すか」発言は、私の頭の中で大きな存在感があるので、なかなか素直になれない自分があります。
今日で6月も最終日で、2023年も折り返しとなります。ビジネスをされている方は、第一四半期のノルマはいかがでしたでしょうか。人出不足の中、多忙な毎日を過ごされてノルマ達成が大変難しい状況にある方が多いようです。健康には十分留意して活動していただければと思います。
日本郵政が楽天グループ株で第一四半期800億円の損失計上する調整に入ったようです。一粒万倍日にこんな情報が報道されたので、万倍になって大事に発展しないことを祈るばかりです。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。