昨夜の主要4指数はそろって4日ぶりにプラスとなりました。特に中小企業株指数のRusell2000が△1.64%と力強い上昇となりました。セクター別騰落率では、工業(Industrials)が△1.24%と買われ、通信サービス(Communication Services)が▼1.26%と売られました。
クリーブランド連銀のロレッタ・メスター総裁と、サンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー総裁が、そろってインフレ抑制にはさらなる利上げが必要になる可能性があると述べました。一方で、アトランタ連銀のボスティック総裁は、追加利上げをしなくてもインフレは緩和するだろうと述べました。3人とも、2023年FOMCでは投票権はありません。FRBのバー副議長(銀行監督担当)はインフレはいまだ高すぎるので、あと少しだがまだやるべき仕事があると、政策金利引き下げを匂わす発言をしました。バー副議長はFOMCの投票権を有しています。
消費者インフレーション期待は3.8%と、2021年4月から2年3カ月ぶりに4%を切りました。
RIVN(リビアン:電気自動車)の株価が$25.51(△3.28%)と高騰、6月下旬の終値$13.45から倍増しています。AI関連株の熱狂に導かれて新たな強気相場に入って以来、ここ数週間は電気自動車株はほぼ上昇傾向にあります。
FRB(米連邦準備制度理事会)のバー副議長(銀行監督担当)は、信用・業務・トレーディングのリスクについて、銀行が自主的に試算するのではなく、標準化されたアプローチを採用し始めるのが望ましいと述べました。銀行に起こり得る危険をより正確に把握できるよう、毎年のストレステスト(健全性審査)を見直すべきだとの見方も示しました。この計画で「改善された資本ルール」が適用されるのは、資産が1000億ドル(約14兆2300億円)を超える銀行および銀行持ち株会社だそうです。現行では、そうした規制が適用されるのは国際的に事業を展開している、もしくは資産が7000億ドル以上の企業が対象となっています。
META社が公開したThreadsはわずか5日間でユーザー1億人に達しました。Chat-GPTが1億人突破したのは2ヶ月かかたことから、大幅に早いペースです。Twitterに対して脅威な存在になるのでしょうか。
米国内の6月の中古車価格は前月比▼4.2%と、パンデミック開始以来最大の値下がり率となりました。
今日からNATO首脳会議が開催されます。トルコがスウェーデンの加盟に賛成の意向を示したのは大きな変化です。
中華人民共和国の消費者物価指数が横這いが続き、デフレ懸念が強まっています。また、富裕層の出国者数が増えていることも経済的な懸念となっています。ただし、2010年に中華人民共和国で制定された「国防動員法」により、有事の際は国内外どちらに滞在していても動員・徴用の対象です。中華人民共和国内にいる外国人も動員・徴用の対象ですから、同国に滞在している外国企業の社員とその家族も同国の法律上は動員・徴用の対象です。外国企業の外国人を動員・徴用の対象としていることは国際法上許されないはずなのですが、すでに13年間経過していても変わっていません。
原油先物価格は$73.22と値下がり、10年債利回りは4.006%と4%台にとどまったものの▼1.09%下落、ドル円は円高方向に推移して現在は141円台前半で取引が続いています。
自分のポートフォリオは久しぶりに反転して△0.33%でした。ひたすら保持・放置です。
今夜7/11の経済指標発表は以下の通りです。7/12のCPI(消費者物価指数)発表前日であることと、7/13から巨大企業の決算発表が始まりますので、投資家は、いろいろと探りながらの取引となるものと予想されます。
先週末は子供夫婦と孫に会うために名古屋方面に出かけました。土曜日は、都内を通過するのに渋滞を避けたかったので早朝に出発したので、ブログはお休みさせていただきました。日曜日は天気が悪かったので、公園で遊ぶことをあきらめて「トヨタ産業技術記念館」を初めて見学しました。自動織機から自動車までの会社の歴史の展示を通して、世界のトヨタが、先行する欧米技術を研究し、追いついた後もさらなる発展に向けて研究を止めず「創造の精神」で真剣にものづくりに取り組んでいた様子に触れることができました。トヨタの株をお持ちの方もそうでない方も、一度は訪れてみることをおすすめします。
それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。
※最後になりましたが、大雨により被害を被られた方にはお見舞い申し上げます。