昨夜の4指数は小幅な動きにとどまり、終値はわずかにマイナスでした。セクター別騰落率では、最も買われたのはエネルギー(Energy)△0.98%で、公益事業(Utilities)▼2.16%と不動産(Real Estate)▼1.00%が売られました。
今週の失業保険件数は先週よりも6000人増で市場予想通りの結果でした。7月のサービス業購買部協会景気指数は52.3(予想52.4、前回54.4)とほぼ予想通りで、景気判断の分かれ目である50よりも上でした。7月のISM非製造業指数は52.7(予想53.0、前回53.9)でしたが、7月のISM非製造業物価指数は56.8(予想52.1,前回54.1)と予想に反して6月を上回っており、物価上昇の緩和が予想よりも遅れている結果が示されました。
主な決算発表は引け後です。AAPL(アップル)は1株あたり利益も売上高もともに市場予想を超えた決算発表を行いました。しかしながら、iPhone売上高とiPad売上高ならびにウェアラブル家電売上高が市場予想を下回っており、3四半期連続で売上高が減少し、2016年以来最も長期にわたる売上不振となりました。株価終値は$191.17(▼0.59%)でしたが、アフターマーケットでは$189台まで下がっています。
AMZN(アマゾン)は1株あたり利益も売上高ともに市場予想を超えた決算発表を行いました。北米セグメント売上高、国際セグメント売上高、AWS売上高がそろって市場予想を超えた好決算となり、株価終値は$128.91(△0.55%)でしたが、アフターマーケットでは$137台(約△6.75%)と高騰しています。
AMGN(アムジェン)の四半期売上高は6%増加して利益も予想を上回りました。株価終値は$230.70(△0.13%)でしたが、アフターマーケットでは$231台(約△0.40%)まで上昇しています。
GILD(ギリアドサイエンス)は抗がん剤2品の売上が予想を上回りましたが、1株あたり利益が予想に届かない業績不振でした。株価終値は$75.53(▼0.20%)でアフターマーケットでは買われて$76台(△0.69%)で取引が続いています。
原油先物は$81.76(△2.8557%)と大きく上昇して$80台となりました。米国債は総じて利率が上昇し、10年債利回りは4.189%(△2.72%)まで上がりました。ドル円は円高方向に動き、142円台半ばで取引が続いています。
自分の米ドル建てポートフォリオは▼0.26%でした。アップルとアマゾンの決算発表による上昇に期待して、低迷が続いて株価のリスク回避になっていないAGG(米国総合債券ETF)を利確して、その資金をQQQ(NASDAQ追随)に回しました。アフターマーケットでアマゾンは期待に応えてくれていますが、アップルがいまいちなので、明日以降はどうなるのでしょうか。
今夜は雇用統計に注目が集まりますね。
時価総額$300億企業の決算発表予定は以下の通りです。
今日8月4日は、天赦日(日本の暦における最上の大吉日)と一粒万倍日が重なる、2023年で最高の吉日とされています。私はAGGからQQQに乗り換えましたが、日本時間で夜中0時を過ぎてから取引をしました。日本の暦と米国株式の関連性については異論もあるかもしれませんけど、これも自己責任の範囲ですから、責めないでくださいね。
それでは今日の最高の吉日を、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。