昨夜の4指数終値はそろってプラスとなり、8月に入ってから初めての反発となりました。特にDow30はAAPL(アップル)株が下落したにもかかわらず、他銘柄の力強い高騰により△1.16%と大きな上昇につながりました。
セクター別騰落率では、通信サービス(Communication Services)、金融(Financial)、不動産(Real Estate)、工業(Indeustrials)が1%を超えた伸びとなり、公益事業だけが僅かにマイナス(▼0.05%)となりました。
FRB(米連邦準備制度理事会)のボウマン理事は、物価安定の完全回復であるインフレ率2%達成に向けて、一段と利上げが必要になる可能性があるとの考えを改めて表明しました。
8/5(土)に決算発表した、バフェット氏が率いるBRKa,BRKb(バークシャーハサウェイ)は1株あたり利益も売上も市場予想を大きく超えて、昨夜のBRKbの株価は△3.60%と高騰しました。また、6月末時点での現金が$1,473.8億という巨額に成長し、同社の記録となりました。AAPL(アップル)は決算発表前から大量の自社株買いをして株価を買い支えています。AAPL株はバークシャーハサウェイが最大の保有企業であるので、その恩恵を最も受けていたと思われます。時価総額の関係で欄外となりましたが、食品メーカー大手のTSN(タイソンフーズ)の決算は、価格上昇が消費者の需要に影響を与えたとして、1株あたり利益も売上も市場予想を下回る結果となり、株価は▼3.83%と大きな下落になりました。
AAPL(アップル)は昨夜も下落が止まらず、株価は▼1.73%と下げました。決算発表後からの株価下落は大暴落(Big Selloff)に値するという報道もあります。
TSLA(テスラ)はCFO(最高財務責任者)のザカリー・カークホーン氏が予期せぬ辞任をしたことを受けて株価は▼0.95%と下げました。一方で、これらのアップルとテスラの下落でバフェット株は買いポイントに近づいているそうです。
原油先物は一旦下げましたがその後上昇して、終値は$82.45(▼0.45%)でした。10年債利回りは4.078%(△0.44%)に上昇しています。ドル円は円安方向に動いて現在は142円台半ばで取引が続いています。金と銀はともに売られました。
自分の米ドル建ポートフォリオは△0.87%でした。3種類のETFは、どれも構成銘柄の筆頭はアップルですが、上昇してくれました。
8/8の経済指標発表は以下の通りです。
時価総額$300億以上の企業決算発表予定は以下の通りです。
歴史的に株価が低迷するので夏枯れとも言われる8月に入って、アップル株の大きな下落がどこまで進むのかは不明です。バークシャーハサウェイの買いポイントが近いようなので、同社の買いが入れば一旦は下げ止まるでしょうが、秋に発表される次の機種iPhone15がiPhone14を差別化してユーザーをサプライズさせることができるかどうかに注目が集まりそうです。AI関連株のバブルが弾けるかもしれないという報道も出てきておりますが、バークシャーハサウェイの買いポイントが近付いているという報道もあります。
「株式投資の王者が株を買うのは大暴落した時で、それに備えて大量の現金を用意しておく」は、投資規模こそ違えど見習わなければならないと思います。
それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。