主要3指数と中小企業指数Russell2000はそろって上昇しました。セクター別騰落率でもすべてのセクターが上昇しました。最も伸びたのは、一般消費材(Consumer Cyclical)で△2.52%も上昇しました。これは、TSLA(テスラ)の株価が△3.72%、AMZN(アマゾン)が△1.08%と買われたためです。
ミシガン大学のインフレ予測でも前回と同じ3.0%と市場予測を上回り、期待インフレ率に至っては3カ月ぶりの高水準である3.5%となってしまいました。この結果発表から5分後にFRB(米国連邦準備制度理事会)のパウエル議長が講演しましたが、インフレ率が目標2%に対して依然として高いので、さらなる利上げの可能性もありうると強調するなど、タカ派姿勢を崩しませんでした。その結果として、主要3指数はそろって前日終値を割り込む時がありました。その後、パウエル議長はインフレ率はピークから低下していることは認めており、FRBは引締めを継続する余地は残されていると慎重な進め方を強調したことで、株価は上昇トレンドに変化しました。一方で、ジャクソンホールシンポジウムで「利上げはイノベーションや生産の妨げに」という論文が公開されました。
NVDA(エヌビディア)の株価は▼2.43%と売られました。前日までに最高値を更新していましたが、決算結果から同社の今後についてさらに期待する投資家と、株価が実力に見合っていないAIバブルと疑った投資家に二分化され、疑った多くの投資家が利益確定したとみられています。
INTU(インテュイット:財務管理ソフトウェア)は四半期の目標を上回り、株価は△4.12%と買われました。今後の見通しはまちまちのようです。
原油先物は$80台に上昇、10年債利回りは4.239%まで上昇、ドル円は円安が進んで146円台となっています。
自分のポートフォリオは△0.72%と少し戻しました。ジャクソンホール会議により買いチャンスが来るかと思い、200日移動平均あたりとだいぶ低めに指値をしていましたが、空振りに終わりました。
週末ですので、1週間のマップと、セクター別騰落率を示しておきます。週間で見ると、NVDA(エヌビディア)よりもTSLA(テスラ)の方が上昇していたことがわかります。
週末から週明けの経済指標発表予定は以下の通りです。
長いお盆休みを取られた後にお仕事をされた方々にとって、今週は長く感じたのではないかと思います。サンデー毎日の私は、群馬県まで一泊二日でドライブ旅行してきましたので、ブログをお休みさせていただきました。おかげさまで、榛名神社をはじめとする神社巡りをして、水上ではゆっくり温泉に浸かることができました。
夏枯れの8月も来週には終わります。休暇を楽しんだ投資家たちが戻ってきて取引量も増えて活気が戻ってくるのではないかと思います。
それでは、良い週末を明るく元気に笑顔で過ごしましょう。