昨夜は中華人民共和国の経済指標の低迷と原油価格の急騰を受けて、4指数そろって小幅に下落しました。中小企業の指標であるRUSSELL2000は2%を超える下落となり、1日としては約4ヶ月ぶりの悪いパフォーマンスでした。
中華人民共和国の経済指標は、 8月のサービス活動が8カ月ぶりの低水準に落ち込んだことを示していて、世界第2位の経済大国で世界中の工場とも言われる工場生産を担う国の経済低迷が、世界からの需要に対する懸念を再び広げたようです。
レイバーデーが終わり、夏季長期休暇を終えた投資家の市場参加が増えて、出来高も増えてきました。これは例年通りのことです。
セクター別騰落率では、先端技術(Technology)がわずかながらに伸びました。中華人民共和国への依存が高い工業(Industrials)が▼1.78%と最も下落しました。素材(Basic Materials)と公益事業(Utilities)、不動産(Real Estate)、ヘルスケア(Healthcare)、生活必需品(Consumer Defensive)も1%を超える下落でした。
7月の製造業新規受注は▼2.1%と市場予想ほど下落しなかったものの、5か月ぶりにマイナスとなりました
TSLA(テスラ)は、中華人民共和国での値下げが功を奏して、同社の中華人民共和国製EV納入台数が前年比△9.3%増えて84,159台で、株価は△4.69%急騰しました。特にモデル3とモデルYの販売が好調だったようです。とはいえ、最大のライバル会社の李汽車は8月に3.5万台を納入し、その前年比が△663%と猛追されています。
UAL(ユナイテッド航空)はコンピューターの不具合発生により、全便の地上停止命令となり株価は一時▼3%を超える大きく下落、終値は戻して前日比▼2.51%でした。現在は運行を再開しています。
英国半導体チップメーカーのARM(アーム)は今月のIPO開始に先立ち、$520億(約7200億円)の評価額を求めたようです。最も近い競争相手はNVDA(エヌビディア)かもしれませんが、ARM社の売上はNVDA社の22倍、利益は32倍とかけ離れています。
FRBのタカ派で知られ投票権を有するウォラー理事は、最近のデータがインフレの緩和を示していることから、9月のFOMCでの利上げの見送りを示唆する発言をしました。これまで同氏は年内2回の利上げが必要と繰り返していました。一方でこちらもタカ派で知られるクリーブランド連銀のメスター総裁は、もう少し利上げが必要な可能性があると述べていますが、同氏には投票権はありません。
石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要参加国が価格高維持を目的とした供給削減の延長を発表したことを受けて、原油先物は高騰して、終値で2022/11/11以来の高値となる$86.72で終了しました。
自分の米ドル建ポートフォリオは▼0.23%でした。先週末にESGU(米国ESG投資ETF)は利確して、2銘柄とシンプルになりました。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。8月のサービス業購買指数、ISM非製造業指数への注目が大きいです。
先週末には福島県のいわき市まで1泊2日で出かけ、美味しい地元産の魚介類をいただいてきました。夏休みが終わり、猛暑続きだったこともあるでしょうけど、土日にもかかわらず観光客はあまり多くなかった印象でした。関東で多くみかける外国人観光客もほとんど見かけることなかったです。科学的根拠がない嫌がらせが止まり、風評被害が1日も早くなくなることを願っています。
自分の投資額と現金の比率を適正に保つ、リバランスは大切と思いつつも、7月末欲が出てしまい見送ったら8月に入ったら株価は下落してしまい、時期を逸したかと葛藤していました。8月は最後の週に株価がだいぶ戻しましたので、思い切ってリバランスしました。米国株が上昇して円安が進んで投資額がかなり増えましたので、ESGU(米国ESG投資ETF)をすべて利確しました。含み益が実益に変わった途端に引落されるのが税金です。米ドルで利確して円転していませんが、為替の時価で円換算されて20%強の税金が取られます。SBI証券で運用していたので、為替を推定して税額を計算していたため、為替が推定よりも円安に振れたことで住信SBIネット銀行のハイブリッド預金残高不足になってしまいました。特定口座確定申告ありの口座で米国株を運用している場合、米ドルのままで売却しても利益が出たら、日本円で米ドル建利益は把握できるものの為替変動の正確な推定はできないので、少し多めに円残高を入れておかなければならなかったと反省です。それにしても、米国株の譲渡益は、米国側は無税なのに日本側は20.315%ですし、投資益からの増税も考えているそうなので、国民に投資を促している政府とは思えないです。
それでは今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。