昨夜は小動きながらも主要3指数はそろってプラスでした。NASDAQはアップル株が下げ止まったことでわずかながらもプラスでした。中小企業指標のRUSSELL2000は引け間際の買いが見られずマイナスでした。
セクター別騰落率では、エネルギー(Energy)と公益事業(Utilities)がプラスでしたが1%に届きませんでした。
アップルは来週9/12(日本時間では13日)、新型iPhone15を発表予定であるため、性能や機能によっては株価の大きな変動になるので、投資家は一旦様子見で週末を迎えたのかもしれません。8月に発売された「HUAWEI Mate 60」につづき、9/8には「HUAWEI Mate 60 Pro+」を発表しました。7月に公開されたサムスンの折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold 5」と「Galaxy Z Flip 5」との比較がされるでしょう。日本ではアップルのシェアが高いですけど、全世界ではアップル21%とサムスン22%と均衡しながらもわずかにサムスンが勝っています。中華人民共和国では政府主導でHuawei製のシェアが増えることは容易に予想できます。WSJ(ウォールストリートジャーナル)は「アップルが中華人民共和国の報復から免れない限り、米国には安全は企業はほとんどない」という記事を出しています。
前日の失業保険申請件数は減りましたが、長い目でみると米国の労働市場は減速している兆候がみられます。1つの企業や業種・業界に定着せず転職を続けている「ジョブホッパー」の賃金上昇率が鈍化しているとのことです。
Bloombergによると、FRBは今月19-20日のFOMCで金利を据え置く準備を進めていると報じています。行き過ぎた利上げでせっかくの「ソフトランディング(軟着陸)」のチャンスを無駄にしないよう腐心しているそうです。
米国の住宅価格は5か月連続で下落した後に7月に回復しており、住宅ローン金利急騰後のエコノミスト予想よりも短く浅いものであったようです。金利が高いのでローンを組むのを避け、現状に留まっている結果、販売用住宅の在庫が異常に少ないのが原因のようです。住宅価格の下落はすでに終わっている可能性があるようです。米消費者の多くにとって、住宅所有が難しい状況となっています。
原油先物は&87.33まで上昇、10年債利回りは4.258%(▼0.05%)、ドル円は147円台後半まで円安となりました。
自分のポートフォリオは△0.14%でした。
1週間を振り返りましょう。今週のマップとセクター別騰落率は以下の通りです。アップルの低迷をよそに、エネルギー関係の一人勝ちという1週間でした。
週末から月曜日にかけての経済指標発表は以下の通りで、高い重要性のものはありません。
昨日は台風による大雨情報を知るために、普段は見ない地上波TVを見てしまいましたが、どのチャンネルも芸能事務所の社長交代に多くの時間が割かれていました。創業者が鬼畜の行為をしたと新社長が言っていましたが、社名を鬼畜の犯罪者のまま残し、株は100%創業者家系が持ち続けるのは、上場企業への投資をされている皆様も呆れたのではないでしょうか。イギリスのBBCからも嘲笑されていました。さっそく、海外市場と取引があるアサヒ飲料、キリン、日本航空はCMで当該芸能事務所所属タレントの契約を打ち切るそうです。いろいろ大変でしょうが、経営者の英断を評価したいです。多くの所属タレントを出演させている地上波TV局はなおさら苦しい立場でしょうけど、正道を歩んでいただきたいと思います。
それでは、週末も明るく元気に笑顔で過ごしましょう。