昨日の主要3指数終値は僅かにマイナスでした。Dow30とNASDAQは午前中に下落して▼1%程度下落しましたが、午後には戻ってきたものの、前日終値には届きませんでした。中小企業指標のRUSSELL2000の終値もわずかにマイナスとなりました。
セクター別騰落率においても、1%を超えるような騰落はありませんでした。
8月の米住宅着工件数は2020年6月以来の水準まで減少し、住宅の値ごろ感低下が浮き彫りとなりました。住宅着工件数の減少の内訳をみると集合住宅の落ち込みが主因であり、一戸建て住宅を含む建設許可件数は市場予想を超えて22年5月以来の水準に加速し、将来の需要に対する楽観が示唆されました。とはいえ、住宅ローン金利が高いことから、米国民の住宅取得能力が過去最低水準に落ち込んでおり、需要が抑えられています。住宅購入のための住宅ローン申請は1990年代半ば以来の水準まで低下しています。
食料品配達プラットフォームであるCART(インスタカート)はNASDAQ市場に1株30ドルでIPO(新規株式公開)し、評価額は$99億ドルとなりました。共同創設者のアプアバ・メフタ氏は、$13億(約1900臆円)の資産を得て退任しました。
DIS(ウォルトディズニー)は今後10年間でテーマパークとクルーズに$600億を投資することを明らかにしました。これを投資家が嫌い株価は▼3.62%となりました。
INTC(インテル)はイノベーションカンファレンスを開催し、前向きな製品発表が含まれていたものの、最後の講演者が財務関係の質疑に対する回答に失望を与えてしまい、株価は▼4.34%と急落しました。
AMZN(アマゾン)が年末商戦を控えて25万人を採用し、物流担当者の時給も引き上げることを公表しました。これにより株価は▼1.68%下がりました。
UAW(全米自動車労組)のストライキは収束していません。22日(金)には、ストを拡大する可能性も出てきました。
原油先物の終値は$91.66(△0.20%)でしたが、一時$93.74の高値をつけるシーンがありました。10年債利回りは4.365%(△1.07%)まで上昇し、ドル円は円安が進んで147円台後半で取引が続いています。
自分の米ドル建てポートフォリオは、真夜中に▼1%を超える下落になっていましたが、朝になってみると終値は▼0.21%まで戻していました。
今夜の経済指標発表は以下の通りです。日本時間AM3:00の政策金利発表直後だけでなく、AM3:30からのパウエル議長の記者会見でも株価が大きく動く可能性があります。今回はコアインフレが緩和してきたので、パウエル議長はタカ派むき出しの過激発言をしないのではないかと予想されています。
今回のFOMCでは政策金利の引上げは行われないと見られており、年内にもう1回引上げが行われるのかどうかが投資家が注目しています。FOMCは年8回開催され、年内には今回を含めてあと3回開催されます。
今日は巳の日です。白蛇は弁財天様のお使い、化身とも言われていますので、弁財天にお詣りすると吉と言われていますが、芸術に触れたり、財布を新調すると金運が上昇するそうです。それでは、今日も一日、明るく元気に笑顔で過ごしましょう。