主要指数とRussell2000
主要3指数はそろって比較的大きく反発しました。11/1に公表されるFOMCの結果と週末のアップル社決算に身構えているようです。
セクター別騰落率
最も上昇したのは通信サービス(Communication Services)△1.9%で、下落したセクターはありませんでした。
経済指標発表結果
ダラス連銀による10月テキサス州の製造業見通し調査は-19.2で、9月の-18.1よりも悪化しました。生産、雇用、受注などについて質問を行い、その結果をまとめています。指数がマイナスなので、景況感の悪化が示されました。
大企業の決算発表結果(時価総額$30B以上)
主な経済ニュース
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原油・債券・主要指数・為替・恐怖指数・貴金属
原油先物価格は$82.53まで▼3.52%低下しました。10年債利回りは4.875%(△0.62%)に上昇、ドル円は日本経済新聞のすっぱ抜き記事により円高となり149円台前半で取引が続いています。金と銀はやや買われています。
自分の米ドル建ポートフォリオ
このところ下落が続いていましたが、ようやく反発△1.18%しました。QQQは月初に入れた指値に刺さらないまま月末になりました。
経済指標発表予定
重要性が高いのは10月の「消費者信頼感指数」です。これは、米民間調査機関コンファレンスボードが発表する経済指標で、5000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果で、消費者の視点から米国経済の状況を確認できるものです。この指標はミシガン大学消費者信頼感指数とともに、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっています。※測定値が高いほど、経済に対し消費者の楽観的見方が高いことを示します。
大企業の決算発表予定(時価総額$30B以上)
AMD(アドバンドマイクロ)の決算発表は引け後となります。
あとがき
世界銀行は30日に発表した「一次産品市場の見通し」で、原油価格は第4・四半期の平均で$90/バレルになる見込みですが、経済成長の鈍化が重要を後退させ2024年は平均$81/バレルまで下落するとの予想を示しました。一方、中東での紛争が激化すれば原油価格が大幅に上昇する可能性があると警告しています。日本でも原油価格は、電気・ガス代、運搬費に大きく影響してきます。これからの季節は暖房費がかかりますが、最近は電気暖房が主流です。原子力発電所を稼働させた関西電力と九州電力はさほど電気代が上がっていません。原子力発電所に関しては賛否両論ではありますが、関西と九州以外の地区は今後も高い電気代を支払い続けていくことになるのでしょうか。
今日で10月も終わりです。明るく元気に笑顔で過ごしましょう。