主要3指数とRussell2000
主要3指数はそろって△1.70%から△1.89%と大幅に伸びました。中小企業指標のRussell2000は△2.67%と大躍進でした。
セクター別騰落率
すべてのセクターで1%を超える上昇でした。中でも、不動産(Real Estate)とエネルギー(Energy)は3%を超える上昇となりました。
経済指標発表 結果
失業保険申請件数は先週よりも5千人増えて21.7万件(アナリスト予想21万件)でした。また、単位労働コストもマイナスに転じました。経済的には悪いニュースですが、パウエル議長が含みを残した12月の追加利上げを否定する結果であったことが投資家に好感された模様です。
9月の製造業新規受注は前月比△2.8%(予想△2.4%、前回△1.0%)と堅調で、国内自動車販売も前回を下回ったものの、市場予想を上回っていました。
決算発表結果(時価総額$30B以上)
- AAPLの終値は△2.07%。引け後の決算発表では収益が過去最高、iPhone販売も好調。しかしながら、総売上高が4四半期連続で減少したことで、アフターマーケットで▼0.9%程度で推移する軟調
- LLYは糖尿病治療薬「Mounjaro」が減量治療薬として売上を△652%と飛躍的な伸び、さらにFDAの承認を受ける予定。株価終値は△4.66%と躍進。ただし、需要が供給量を上回る供給問題で2023年の利益見通しを下方修正
- NVOは減量薬好調による好決算により株価終値は△3.33%と躍進
- SHEL(シェル石油)は堅調な利益を発表、原油生産量の増加を予測して株価終値は△4.83%に上昇
- SBUX(スターバックス)は中華人民共和国での低迷にもかかわらず最高の利益。株価は△9.48%と暴騰。
主な経済ニュース
- FRBの基準金利据え置きを受け、信用リスクゲージが8月以来最も低下して、債券投資家で楽観的な見方が高まる一方で、最悪期を脱したと時期尚早に判断すべきではないとの慎重な意見も出ています。
- FRBの基準金利据え置きを受け、引締めサイクルが終わりに近づいているとの楽観的な見方が生まれ、ディフェンシブで資金を生む住宅建設会社と不動産投資信託が市場全体をアウトパフォーム。
- マッキンゼー健康研究所が実施した調査結果によると、身体的、精神的、社会的、霊的健康の評価によって測定される従業員の幸福度の世界ランキングで、日本は最下位に。
- JPモルガンは今年株価が堅調に推移し、ウォール街のアナリストのほとんどは同社に好意的で、20社近くが買いと同等の推奨を維持しているが、規制と収益逆風を理由にオデオンズ・ボブはJPモルガン社を格下げ
主要指数の動き
原油先物価格は$82.51(△2.57%)に上昇、10年債利回りは4.669%(▼2.51%)まで下落して落ち着く方向に。ドル円は150円半ばで取引が続いています。Bitcoinも好調です。
自分の米ドル建ポートフォリオ △1.86%
一晩でこれだけ伸びたのは久しぶりで嬉しいです。ただ、ここ数か月にわたる下落分までは回復していないので、年末に向けた伸びに期待したいです。
経済指標発表予定
10月の雇用統計、サービス業購買部協会景気指数、そしてISM非製造業指数の結果に注目が集まりそうです。
決算発表予定(時価総額$30B以上)
おわりに
久しぶりに米国市場全体が高騰しましたが、引け後のアップル社の決算発表を受けて同社の株価がアフターマーケットで軟化しているのが気になるところです。スマホの機能が円熟してしまい、消費者にあっと言わせるイノベーションが無いような気がしています。
日本では今日は文化の日です。観測史上で晴れの特異日と言われ、今日も北海道を除いて全国的に晴れそうです。朝晩の冷え込みにより紅葉も進んでいるようですが、今日の最高気温は11月にもかかわらず25℃を超える夏日になるところが多いようです。
3連休の方もおられるでしょうし、お仕事の方も多いかと思いますが、それぞれ良い週末を明るく元気にお過ごしください。米国市場は今夜も動きますので、私は明日の朝もブログを更新するつもりです。