S&P500 ヒートマップ(高解像度)
主要3指数とRussell2000

昨夜の主要3指数の終値は、パウエル議長のタカ派的な発言を受けて反落しました。中小企業指標のRussell2000はより大きな下落となりました。Dow30の下落は2日続きました。

セクター別騰落率

上昇したのはエネルギー(Energy)だけでしかも△0.09%とわずかでした。ヘルスケア(Healthcare)が2%を超える大きな下落となり、一般消費材(Consumer Cyclical)、不動産(Real Estate)、公益事業(Utilities)も1%を超える下落でした。

経済指標発表 結果
  • 失業保険申請件数は21.7万人(予想21.5万人)で、先週の公表値21.7万人は22.0万人に増加修正されました。
  • FRBのパウエル議長は、FRBは必要であれば躊躇なく追加引き締めを行うと発言。当局者はインフレ率を2%に到達させる姿勢に達したと確信していないとのこと。
  • さらに、米国債利回り上昇の影響は住宅などの分野にすぐに現れているとしながらも、何が利回り上昇を引き起こしているのかを知るのは必ずしも容易ではないと指摘しました。同氏は、FRBは利回りの大幅な変動を「無視」するつもりはないと述べ、この傾向が続くかどうかを注視していると繰り返しました。
  • 米セントルイス連銀のペーズ暫定総裁(タカ派代表格ブラード元総裁は2023/7/13付で退任)は9日、FOMC(連邦公開市場委員会)はインフレ鈍化の進展が鈍った場合に政策金利をさらに引き上げる用意をしておくべきだとの見解を示した。同氏は前回FOMCでの金利据え置き決定を支持すると述べつつ、インフレを冷ますために必要となった場合に追加利上げという選択肢を確保しておくことが重要だとも話した。
  • リッチモンド連銀のトーマス・バーキン総裁(中立派、投票権なし)は、ニューオーリンズでの懇談会で、「総合的に見て、政策の完全な効果はまだ見えていない」と語った。アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁(中立派、投票権なし)も同じイベントで講演し、同意すると述べました。
決算発表結果(時価総額$30B以上)
主な経済ニュース
主要指数の動き

原油先物は$75.57(△0.32%)とほぼ変わらず、10年債利回りは4.630%(△2.37%)

自分の米ドル建ポートフォリオ ▼0.76%

連勝が途絶えてようやく一服となりました。

経済指標発表予定

ミシガン大学の予想が注目されそうです。この表には掲載されていないFRB委員の発言がこのところ多いです。

決算発表予定(時価総額$30B以上)
おわりに

中華人民共和国の景気減速が世界中に影響を及ぼしています。中華人民共和国への依存度が高い米国企業も日本企業も売上や利益に影が出てきていることには留意しておきたいところです。全世界株ETF(オルカン)と全米株ETFは、これまでどちらでも良いと言われていましたが、今後は差が出てくる可能性も否定できません。

それでは、今日も一日明るく元気に笑顔で過ごしましょう。











ABOUT ME
Muroi Kazuo
1959年2月生まれ 米国株、日本株、J-REITでFIRE達成しています。 米国株投資については、みなさんと情報共有したいと思っています。
「米国株投資」以外も見に行って下さい